起終点駅 ターミナル | MusiCinemania by Uzo★mUzo

起終点駅 ターミナル



映画2015/11/07
CD2016/05/11

監督 篠原哲雄
原作 桜木紫乃
脚本 長谷川康夫
音楽 小林武史
主題歌 ターミナル/MY LITTLE LOVER

出演 佐藤浩市、本田翼、中村獅童、尾野真千子、
泉谷しげる、和田正人、音尾琢真

(あらすじ)

北海道・旭川。

裁判官の鷲田(佐藤)は薬物所持で逮捕された
かつての恋人・冴子(尾野)に判決を下した。

それから逢瀬が始まった。

東京に住む妻子を捨て、
冴子とやり直すことを決めた鷲田の目の前で
彼女は自殺をした。

あれから25年間、
妻と離婚し、息子に養育費を送りながら、
鷲田は国選弁護人の仕事だけをして
釧路でひっそりと暮していた。

判事補の森山(和田)は
鷲田の息子と同級生だった。
彼の口から息子のことを聞くが、
鷲田の心境に変わりはない。

鷲田が担当した敦子(本田)が訪ねて来た。
彼女に覚醒剤を渡した男が行方不明になっているので
探して欲しいと言う。

鷲田は依頼は断ったものの、
敦子に食事を振る舞い、
それがきっかけで2人は交流を持つようになった。

鷲田のもとにはかつて弁護を担当し、
その男が働いていた
表向きは投資会社社長であるヤクザの組長・大下(中村)も
やって来て、男の動向を探っていた。

(感想)

孤独に生きて来た敦子との触れ合いの中で、
目を背けていた現実に戻ることを決める鷲田。
最後に自分の身勝手さを反省するところもいい。

そういう話のはず、なんだけど・・・

佐藤浩市の演技はとてもいいのだが、
彼にそれを決意させる敦子役の本田翼の演技が
酷すぎて、酷すぎて・・・
この子本来の人間性が出ているんだろうけど、
目線が悪女なんだよね。
何を考えているのかわからない。
そういう設定でもないからねぇ・・・
役柄と服装が合っていないようにも思えた。
大人の事情でキャスティングしたんだろうな。無理があった。

非常に重要な役なのに薄っぺらくて・・・
尾野真千子と比べると、表現力に雲泥の差があることがわかる。

台無し。

昔、佐藤のインタビューを読んだのを覚えている。

佐藤が早見優主演の映画「KIDS」(1985年)で共演した際に
「芝居とはどういうものか?」を説教したところ、
「何でそんな話をするのかわからない」とキレられたんだとか。

が、後日の取材現場では愛想良くされ、
「ああ、彼女はアイドルとして仕事をしているんだ。
芝居はそのひとつに過ぎないんだ」と納得したらしい。

以来、自分の中で
佐藤は「面倒臭い人」というイメージが出来てしまった。

そんな人なのでこんな本田に何も言わないわけがないと思って調べたら、
やっぱり・・・で、積極性のなさにキレたらしい。
が、「えーっ、だってぇ・・・」と返され、
「ああ、この積極性のなさが彼女の個性なんだ」と納得したんだとか。

この年齢になると佐藤の気持ちがわかる(笑)

映画オフィシャル・サイト



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