『映画 みんな！エスパーだよ！』

2015/09/04

2016/03/16

監督・脚本　園子温
原作　若杉公徳
脚本　田中眞一
音楽　原田智英
主題歌　ラブメッセージ/岡村靖幸
オープニング　オタマジャクシ/石崎ひゅーい
挿入歌　(Where's)THE SILENT MAJORITY?/高橋優

出演　染谷将太、池田エライザ、真野恵里菜、安田顕、
マキタスポーツ、深水元基、柾木玲弥、神楽坂恵、
高橋メアリージュン、冨手麻妙、サヘル・ローズ、
柄本時生、筒井真理子、イジリー岡田、板野友美、関根勤
今野杏南、星名美津紀、篠崎愛、清水あいり、星名利華

（あらすじ）

宇宙から不思議な光が愛知県東三河に降り注ぎ、
高校生の嘉郎（染谷）は他人の心の声が聞こえる
テレパシー能力を得た。

その時、彼はあこがれの転校生・浅見紗英（真野）や
幼なじみの美由紀（池田）など
様々な女性をオカズに自慰行為をしていた。
最終的には、まだ見ぬ運命の人を思い描くのだが。

翌日、美由紀にも同じ能力があることに気がつく。

榎木（深水）はテレポーテーション、
喫茶店「シーホース」マスター・輝光（マキタ）は
テレキネシスを得ていたが
エロ目的でしかその能力を使っていない。

彼らを超能力研究の浅見教授（安田）と
その助手で、予知能力を持つ秋山（神楽坂）が
透視能力を得た矢部（柾木）を連れて訪ねて来る。

浅見によると、
彼らが能力を得たのは
童貞・処女であったこと、
光を浴びた時に自慰行為をしていたからだった。

また、「ダルースの惨劇」
－かつてアメリカでエスパーが大量発生したが
悪のエスパーによって全員殺された－が
繰り返されようとしていると言う。

彼らは力を合わせることを決める。

（感想）

ＴＶ版は未見。

最近の園作品にはガッカリさせられていたんだけど、
染谷のファンなので観賞。

毎度おさわがせします（1985年）の精神は
上目の潔癖さにこだわるようになってしまった
現在の日本にまだニーズが残っていたって感じ(笑)

自分が童貞だったはるか遠い昔を思い出した。
健康的なお色気を感じさせる女優が多く、
その頃だったらオカズになっていたはず(笑)
今では想像力が減退しちゃっているので・・・
でもオギオギした。
イチオシは篠崎愛ちゃん。

２０代の頃、同僚のＫ子さんとよく下ネタを話していて
「ねぇ、Ｋ子さんはオナニーするの？」と訊いたら
「そりゃするわよ」と言われて、
親しみを覚えたことも思い出した(笑)

人には言えないけど
誰にでも覚えがある恥ずかしい感触を思い出させながら
ＳＦ的でヒーローものチック、運命のロマンス的な味付けもある、
バカバカしいけど、憎めない作品。

これだけナンセンスさを徹底させていれば
価値を感じられる。
最近の園作品の中では良かった。

「～だに」っていう方言が
優しい感じでいいな、と思った。

深水の変身ぶりに驚く。
彼には　