美女と野獣

2014/11/01

監督・脚本　クリストフ・ガンズ
音楽　ピエール・アデノ

出演　ヴァンサン・カッセル、レア・セドゥ、
アンドレ・デュソリエ、エドゥアルド・ノリエガ、
イボンヌ・カッターフェルト、ミリアム・シャルラン、
ドレイ・ラミー、サラ・ジロドー、ジョナサン・ドマルジェ、
ニコラス・ゴブ、ルカ・メリエヴァ

（あらすじ）

母親が子供たちに童話を聞かせている。

－商人（アンドレ）は３人の息子、双子の娘、末娘・ベル（レア）と
裕福な暮らしをしていたが破産し、山奥で貧困生活を送っていた。
息子・マキシム（ニコラス）に借金があることがわかり、
ペルデュカス（エドゥアルド）の取り立てに追われ、森で遭難する。

古城で目覚めた彼はそこで食事と土産物を発見し、持ち出す。
そしてベルに頼まれていた赤いバラを取ると野獣（ヴァンサン）が現れて
彼を殺そうとする。

子供たちに別れを告げるために猶予を貰って帰宅した彼。
話を聞いたベルは身代わりになろうとその古城へ向かう。

が、野獣はベルに何の危害も加えず、大切にする。

ベルは夢の中で野獣の悲しい過去－
実は人間に化けていた森の妖精＝鹿だった王女（イボンヌ）を
撃ってしまったことで怒った森の神に野獣にされてしまった－を知る。

２人は心を通いあわせていくようになる。

その頃、商人は病の床にいた。
それを知ったベルは「必ず帰る」と約束して帰宅する。
野獣は城内にある魔法の泉の水を彼女に持たせた。

家族たちは彼女の帰宅と裕福そうな暮らしに驚き、
ベルは野獣に持たされた水を父に飲ませ、彼は回復する。

マキシムは借金の返済に野獣の財産を利用しようと考え、
ベルの馬を奪って次弟・ジャン（ジョナサン）と城へ向かう。
ペルデュカスも仲間を引き連れて城へ向かう。
彼の恋人で占い師・アストリッド（ミリアム）は城の様子を見て
盗みを止めるようにに言うが、彼は聞かない。

激怒した野獣は一同を襲う。

やっとのことで城に着いたベルを殺そうとするペルデュカス。
そして野獣は彼に刺されてしまった。
城は崩壊を始め、ペルデュカスとアストリッドは死んでしまった。

ベルと兄たちは野獣を泉に入れる。
ベルが「愛している」と野獣に告げると、彼は人間の姿になり、崩壊も収まった。

－母親は「ベルと王子はその後結婚して花屋になった」と教える。
それはベル自身が我が子に自分の体験を語っていたのだった。

（感想）

アニメとして初めてオスカーの作品賞候補になった
ディズニーの1992年の作品が今だに印象深い
～♪謎めいた子だよベルは～♪（朝の風景）という歌詞がすっかりハマった～
フランス民話の実写映画化。

ペースがとてもヨーロピアン・テイストで、
これはこれで悪くはなく、映像も美しく幻想的かつ迫力がある。

フランスと日本のセンスの違いを感じるのがキャスティング。

レア・セドゥは確かにベル（美人）だが、
イボンヌのほうがキュートなので
日本では彼女の方が受けそうな気がした。
また、ヴァンサンもオッさん過ぎるような・・・格好良いけど。
彼の知名度がこの作品の浸透を後押ししたとは思うが、
ベルの兄さんたちを演じた３人が若くてイケメンだったので、
日本では彼らを押したほうがヒットする気がした。

女性をメルヘンチックな気分にさせてくれる作品なのは確かである。

オフィシャル・サイト



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