スクリーム４　ネクスト・ジェネレーション

監督　ウェス・クレイヴン
脚本　ケヴィン・ウィリアムソン
音楽　マルコ・ベルトラミ

出演　デヴィッド・アークエット、ネーヴ・キャンベル、コートニー・コックス、
エマ・ロバーツ、ヘイデン・パネッティーア、ロリー・カルキン、
エリック・ヌードセン、アンソニー・アンダーソン、アダム・ブロディ、
アリソン・ブリー、マーリー・シェルトン、メアリー・マクドネル、
マリエル・ジャフィ、アンナ・パキン、ルーシー・ヘイル

（あらすじ）

ウッズボローで１０年前に起きた連続殺人事件。
それをモデルにした映画「スタブ」は７作も作られていた。

事件の生き残りであるシドニー（ネーヴ）は
自らの体験を綴った著書を出版。
キャンペーンのために帰省することとなり、
町は不謹慎なお祭りムードとなっていた。

保安官となったデューイ（デヴィッド）と
彼の妻となったゲイル（コートニー）に再会するシドニー。

デューイは部下のジュディ（マーリー）に思いを寄せられている。
ゲイルは最近スランプ気味だった。

シドニーの帰省と合わせるかのように、
女子高生２人が惨殺される事件が発生。
１０年前の事件を思わせる展開になって来る。
今回は犯人がネットで犯行を中継していた。

彼女は叔母・ケイト（メアリー）宅で
警官のパーキンス（アンソニー）・ホス（アダム）らに
警護されて過ごすことに。

ケイトの娘で、シドニーの従妹になるジル（エマ）は
被害者と同じ高校に通っていた。
彼氏のトレヴァー（ニコ）は
友人のカービィ（ヘイデン）やオリヴィア（マリエル）にも
ちょっかいを出す女たらしで、
彼女は別れを告げるが、彼は復縁を迫っていた。

ジルの向かいに住むオリヴィアが惨殺され、
助けに入ったシドニーは負傷。
広報のレベッカ（アリソン）の心ない言動にシドニーは彼女を解雇する。
そしてレベッカが惨殺された。

ゲイルは新ネタにしようと独自に犯人探しを始め、
高校の映画部のチャーリー（ロリー）とロビー（エリック）に近づく。

厳戒態勢が敷かれている中、
２人が「スタブ」全作を鑑賞するパーティーを計画していることを知った彼女は
潜入し、隠しカメラを仕掛ける。
だが犯人に襲われ、駆けつけたデューイに助けられ、病院に搬送される。

シドニーは犯人から電話を受け、ケイトが殺されてしまう。
警護していたパーキンスとホスも殺されてしまった。

その頃、ジルは家を抜け出し、カービィの家で
チャーリーとロビーとパーティーをしていたが
そこへ招待していないトレヴァーが
「ジルにメールを貰った」と言ってやって来る。

シドニーはジルを探してカービィ宅を訪ねるが、
そこに犯人が現れ、ロビーが殺され、
カービィが思いを寄せていたチャーリーが椅子に縛り上げられてしまった。
ジルを探すため、シドニーに時間を稼ぐように言われたカービィは
犯人からのホラー映画トリビアクイズに答え、彼を救った。

ものの、彼に刺されてしまった。
犯人は彼だったのだ。

そして共犯者はジルだった。
彼女はシドニーの従妹だと言う重圧、
有名になりたいと言う願望から殺人を重ね、
１０年前の事件をなぞって、
すべてをトレヴァーの犯行に思わようと計画していた。
彼の事を殺し、チャーリーを騙して刺殺。
シドニーの事も刺し、
自らを襲われたように傷つけた。

デューイが駆けつけ、病院に搬送されるジル。
彼女はシドニーが息絶えていなかったことを知り、
病室で彼女を襲う。

ゲイルの言葉でジルが真犯人だと気づいたデューイは
病室に駆けつけるが、ジルに襲われ失神。
ゲイルとジュディも駆けつけ、最後はシドニーがジルを倒した。

彼女は言った。
「オリジナルは改悪しちゃいけないのよ」

（感想）

１１年ぶりの新作。
「何で今更？」と思いつつも
このシリーズを全作観ている自分としては嬉しかった。

あんまり話題になっていなかったようだけど・・・

１は納得としても、
２と３は犯人があまりに意外で唐突すぎで
それがこのシリーズの特徴かな、と思う（笑）

今作の犯人は妥当。
１をなぞっているので、犯人もなぞっている。
なので意外性はあまりなくて、納得の結末だった。
後から考えると伏線も多い。

この作品での共演がきっかけで結婚し、その後離婚した
デヴィッドとコートニーが夫婦役をしていること、
すっかりおばさんになっていたネーヴ（１から高校生には見えなかったけど）に
時の流れを感じた。

お約束の映画トリビア。
ヘイデン、いい女。
ヘザー・グレアム顔のマーリーがかわいい。
カルキンはしっかりカルキン家顔。
アダム・ブロディ、アンナ・パキンの
俳優としてのポジションはどんななんだろう？なんて思いながら
結構ワクワクして観ていた自分。

様式美を楽しめた。
そういう人が観ればいい作品なんだろうな。

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