（５００）日のサマー

監督　マーク・ウェブ
脚本　スコット・ノイスタッター、マイケル・Ｈ・ウェバー
音楽　マイケル･ダナ、ロブ・シモンセン

出演　ジョセフ・ゴードン＝レヴィット、ズーイー・デシャネル、
ジェフリー・エアンド、マシュー・グレイ・ガブラー、
クロエ・グレース・モレッツ

（あらすじ－ほぼネタバレ）

兄・トム（ジョセフ）のもとへ、
妹のレイチェル（クロエ）が自転車を飛ばしてやって来る。
トムの様子を心配した友人のマッケンジー（ジェフリー）と、
ポール（マシュー）が呼んだのだ。

－トムはグリーティングカード会社に勤めており、
アシスタントとして入社して来たサマー（ゾーイ）に
運命的な出会いを感じる。

２人は親密になるが、真剣な愛を信じないサマーとの
関係は淡いものだった。

トムの本当の夢は建築家になることだった。

やがて「友達でいましょう」と
別れを告げられたトム。

吹っ切れないトムは　
サマーとのことを引きずりまくる。

知人の結婚式に参加するために乗った列車で
サマーに再会するトム。

ふたたび元の関係に、という淡い期待は、
彼女の薬指に光る指輪に打ち砕かれた。

彼は仕事を辞め、建築家としての求職を始める。
いまや愛や運命に懐疑的になってしまったトム。

レイチェルは
「彼女が唯一の人だったわけではない。
今は良い時のことしか思い出さないだけだ」と兄を諭す。

トムは、サマーとも来た、
エンジェル･プラザのベンチに座っていたが、
そこへサマーがやって来る。
愛を信じなかった彼女がなぜ結婚をしたのか？という問いに
「それが運命ってものなのかも知れない。
あなたの考えは正しかった」と告げるサマー。

就職の面接の日、トムは
同じように面接を受ける女性から、
エンジェルズ･プラザで見かけたことを聞かされる。

そんな彼女をお茶に誘うトム。

サマーとの出会いから５００日、
今、彼の新たな１日が始まろうとしていた。

（感想）

この映画を観て、救われる人は多数いると思う。
過去の恋を引きずって、ウダウダした心の毎日を送っている人は、
絶対観るべき作品。

観終わって、とても晴れ晴れとして気分になること、間違いない。

こだわりの感じられる映像もいいし、
音楽のセンスもいい。

５００日間を
時空にこだわらない構成にしたのも、
視聴者が観ながらあれこれ考えるのに適していたと思う。

主役のジョセフは、
なぜかヒース･レジャーにそっくり。
ジョシュ･ハートネットと、エドワード・ノートンも
混ざっているような・・・
俳優で、××に似ている、っていうのは、
良いようで、良くないと思うんだけど、
彼に対して知識のない自分には、
有名人に似た、普通のお兄ちゃんを見ているようで、親近感が湧いた。
（でも、彼は既に若手実力派として認められているらしい）

サマー役のズーイーは、パッと見、どんくさいんだけど、
こういう女が、実は一番男を惑わせる（笑）
大竹しのぶとかそのタイプだと思う。例えが古いけど・・・(;^_^A

ナイスなキャスティングだった。

妹がこまっしゃくれているのも、面白かった。

恋模様にリアリティがありながら、メルヘンチックでもあり、
天晴！な良作。

オフィシャル･サイト
http://movies.foxjapan.com/500daysofsummer/




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