『ベスト･キッド』

試写会

監督　ハラルド・ズワルド
脚本　クリストファー・マーフィー
音楽　ジェームズ・ホーナー
主題歌　NEVER SAY NEVER/JUSTIN BIEBER ft JADEN SMITH

出演　ジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン、タラジ・Ｐ・ヘンソン、
ハン・ウェンウェン、ワン・ツェンウェイ、ユー・ロングァン

（あらすじ－ほぼネタバレ）

父を亡くしたドレ（ジェイデン）は、母（タラジ）の転勤で北京へ引っ越す。
引越し早々出来た友人に誘われて公園へ行った彼は、
芸術アカデミー進学を目指すメイ（ハン）に興味を惹かれ、話しかける。
だが、それを面白く思わないチョン（ワン）に
カンフーでこてんぱんにのされる。

メイとは仲良くなったが、
以来、チョンらにいじめられるようになった彼。

仕返しを仕掛け、逆に襲われた彼を助けてくれたのは
管理人のハン（ジャッキー）だった。彼は凄腕だった。

ハンにカンフーを教えて欲しいと頼むドレ。
それは出来ないが、チョンと話をつけてやることにしたハン。

チョンの通う道場の主（ユー）の考え方に憤慨した彼は、
カンフー大会にドレを出場させ、その時にケリを着けることを約束する。

かくして、ドレはハンのもとで修行を開始するが、
フックに服をかけ、取り、落とし、取って、着て、脱いで、を繰り返すばかり。

不満を募らせる彼だったが、実はそれが身のこなしの練習になっていた。
カンフーは生活に基づいたものなんだ、と説くハン。

様々な修行を続け、カンフーにのめり込んで行くドレ。
メイとの中も進展していたが、彼女の両親に付き合いを反対される。

ハンには、
車の事故で妻と息子を失った過去があることを涙ながらに聞かされる。
だが、ドレとハンには既に特別な絆が芽生えていた。

ハンの協力で、
メイの両親にも誠意あるメッセージを伝えて認められ、大会の応援をされるドレ。

順調に試合を勝ち進むが、
準決勝で対戦したチョン側の選手に、道場主からの指示で
怪我をさせられるドレ。
それでも勝利を収めた。

だがチョンが相手になる決勝戦の出場は、医者から止められる。
「恐い気持ちを抱えたまま帰りたくない」と言う彼は、
ハンの秘術で怪我を治してもらい、試合に出場する。

チョンは道場主に　怪我をした脚を狙うように指示される。

ドレは脚を狙われたが、試合に勝利する。

チョンたちは　
ハンとドレに敬意を表すのだった。

（感想）

凄く良かった。
これはおすすめ。
このシリーズは　観たことない。

予告編での、
ジェイデン・スミスの愛嬌のあるかわいらしさで興味を持ったんだけど、
自分の息子がこんなふうに育ってくれたら、凄く誇りに思えるだろうなぁ、
って思うくらい頑張り屋の役だった。
すっかりお父さん目線の自分。

カンフーを習っていながら、集団で彼ひとりを襲う連中と
それを恥だと教えない道場主を殴りたくてたまらなかった（笑）
最後は　いい感じに変わったけど。
殴られる時の効果音が凄い迫力で、恐怖を駆り立てる。

そして、西洋人が考える東洋女性の美形と
東洋人が考える東洋美人の違いが　
物凄くはっきり出ているメイ役のハン・ウェンウェンに注目。
本当に申し訳ないけど、
自分は彼女が美少女扱いでアップになるたびに吹き出したm(_ _)m

この映画のジャッキーが本当に素晴らしい。
オスカー狙えると思う。
アクションだけでなく、人間の悲哀、中年の疲れた感じ、
父親のような目線でドレを見る表情・・・完璧だった。

ジェイデンはとても魅力的な子だと思うので、
ドラッグ諸々に溺れて沈むようなことなく、
父のウィル・スミスを追い越すような
成長をして欲しいな、と願う。

オフィシャル・サイト
http://www.bestkid.jp/