笑う警官
監督・脚本 角川春樹
音楽 大島ミチル
主題歌 夢をとりもどすまで I Didn’t Know My Own Strength/Whitney Houston
出演 大森南朋、松雪泰子、宮迫博之、忍成修吾、螢雪次朗、野村祐人、伊藤明賢、
大友康平、矢島健一、中川礼二、鹿賀丈史
（あらすじ）
北海道警察の組織ぐるみの裏金工作疑惑が浮上し、その真偽を問うべく、
現職警官が証言台に立つ百条委員会が開かれることになった。
そんな中、元ミス道警の水村巡査が殺された。
現場に駆けつけた町田（野村）や岩井（伊藤）は追い返され、
そこへ上層部の浅野（矢島）や石岡（鹿賀）らがやって来た。
異様に迅速な対応で元交際相手の津久井巡査（宮迫）が容疑者に挙げられ、
射殺命令まで出される。彼は行方不明だった。
津久井を知る佐伯（大森）や、町田、岩井、植村（螢）、
小島（松雪）や、彼女に誘われた熱血新人の新宮（忍成）らは疑問に思い、
元道警の警察官がマスター（大友）のバー「ブラックバード」に集まる。
この店には道警の人間は近づかないように、と言われていた。
バーの奥から津久井が出て来た。
百条委員会に呼ばれていた警官は彼だった。
佐伯と津久井は強い絆で結ばれた友人で、
マスターは彼らに協力していた。
無罪を訴える彼に、皆は真相を突き止めるべく動き出す。
（感想）
この映画は 面白くなるはずだった、はず。
でもそうならなかったのは、
この手の作品には絶対必要な、スピード感がなかったこと、
そのせいで、真実の発覚も地味な印象になってしまったこと、
それに、顛末をはっきりさせなかったことが理由だと思う。
曖昧にして、余韻を残すことに意味があったとも思えない。
角川春樹監督、センスなし。
題材も興味深いものではあるけど、
同じような題材のものが既に量産されてしまった
今となっては新鮮味には欠けるか・・・
拾い箇所は 松雪泰子の好演。
今年は彼女の出演作をよく観たけど、
Mother http://ameblo.jp/t1r2m3/entry-10569501786.html
http://ameblo.jp/t1r2m3/entry-10570391756.html
http://ameblo.jp/t1r2m3/entry-10570779638.html
http://ameblo.jp/t1r2m3/entry-10571657000.html
沈まぬ太陽 http://ameblo.jp/t1r2m3/entry-10545744178.html
クヒオ大佐 http://ameblo.jp/t1r2m3/entry-10577176625.html
てぃだかんかん 海とサンゴと小さな奇跡
http://ameblo.jp/t1r2m3/entry-10514628558.html
これが一番魅力的だった。
主役の大森南朋は好きな役者だけど、彼すら霞んでしまった。
（南朋ファンなら充分楽しめますよ）
彼女以外のメインの役者は、なぜだか、妙に芝居くさい芝居をしていたように思えた。
監督の指示だったのかな？
宮迫は不思議と役者としての評価が高いようだけど、
百条委員会に着いて自己紹介する場面なんて、コントにしか見えなかった。
姑獲鳥の夏 の時もそう思ったけど・・・自分はそれほどのものとは思えない。ゼロの焦点 http://ameblo.jp/t1r2m3/entry-10580842602.htmlでもそうだったけど、
鹿賀丈史は ビッグ・ネームなのに、映画は見せ場が少ない役が多いな・・・
矢島健一は 相変わらずな役だったけど、上手かった。
大友康平はおいしい役だった。地味な存在感が妙にリアルだと思った。
自分はこの主題歌がとても好きなのだ。
♪夢をとりもどすまで I Didn’t Know My Own Strength/Whitney Houston
ホイットニー自身の再出発を歌った曲だが、
正義を貫こうとした警官たちの心情もイメージ出来る歌詞だった。
もし映画が成功した内容になっていたら、
この主題歌が心に響いていたに違いないんだけどね。
オフィシャル・サイト
http://www.warau-keikan.com/
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主題歌収録アルバム
アイ・ルック・トゥ・ユー/ホイットニー・ヒューストン
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主題歌
I Didn’t Know My Own Stren.../Whitney Houston
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※モバイル非対応
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