『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡』

監督・脚本　佐藤信介
脚本　安達寛高
音楽　上田禎
主題歌　君は太陽/スピッツ

声の出演　綾瀬はるか、沢城みゆき、戸田菜穂、大森南朋

（あらすじ－ほぼネタバレ）

遥は母（戸田）から
人間が存在を忘れて、ほったらかしにしてしまったものを
狐が持って行ってしまう、ホッタラケの話を聞いた。
やがて母は亡くなった。

高校生になった遥（綾瀬）は、淋しさの裏返しで、
仕事に忙しい父（大森）に反抗的。
知らない間に、母から貰って大事にしていた
手鏡のありかがわからなくなっていた。

子供の頃遊んでいた神社を訪れた遥は、
そこで狐のテオ（沢城）を追いかけ、ホッタラケの島へ来てしまう。

ホッタラケの島は人間の出入りは禁止だった。

テオの協力のもと、母の手鏡を探し始める遥。

自分が幼い頃に大事にしていた
ぬいぐるみのコットンを見つける遥。
コットンは遥に怒っていたが、許す。

誰からも気にかけてもらえていない、と感じている遥と、
自分に自信がないテオには友情が芽生え出した。

男爵がテオに交換条件を出して、
鏡を探して自分に渡すように言ってくる。

鏡は探し出せたが、それを男爵が奪ってしまった。
遥も捕らわれてしまった。

男爵は１万枚の鏡の力を使って島を壊し、
機械化された新しい島を作る計画を立てていた。

遥を助けようとしたコットンは男爵に裂かれてしまった。

テオは飛行機を作って遥を助けに向かう。

鏡の記憶を見て、
遥は父が自分を気にかけていることを思い出した。

男爵の攻撃をかわし、彼を倒した２人。

そして、手鏡とコットンを持って、
元の世界へ戻った遥。
時間はほとんど経っていなかった。

遥は父に優しい気持ちになっていた。

（感想）

フジテレビ開局５０周年記念作品。

ＣＧの技術は凄いんだけど、
自分的にはキャラがかわいく見えなかった。

かわいく見えない上に、
ヒロインの遥が「高校生にもなって甘ったれるな！」と言いたくなるような子だし、
（だけど、テオを元気づけたり、いいところもある）
お父さん（大森南朋が声を出していたとは気づかなかった）も甘やかしすぎなので、
イライラしてまったく気分が乗らなかった。

物語の題材は面白いと思ったんだけどね。
もっと登場人物の年齢を高くすれば、
ホッタラケの精神も良く伝えられたと思うけど・・・
そうしたら狐とカラむのには無理があるかな？

ＣＧに興味がある人は楽しめると思う。

オフィシャル・サイト
http://www.hottarake.jp/index.html