『サロゲート』

監督　ジョナサン・モストウ
脚本　マイケル・フェリス、ジョン・ブラントカー
音楽　リチャード・マーヴィン

出演　ブルース・ウィリス、ラダ・ミッチェル、ロザムンド・パイク、
ジェームズ・クロムウェル、ボリス・コジョー、ジェームズ・フランシス・ギンティ、
ヴィング・レイムス、ジャック・ノーズワージー、デヴィン・ラトレイ

（あらすじ）

人間の身代わりロボット「サロゲート」が普及し、常用が不可欠となった近未来。
人間は外出せず、スティムチェアーから遠隔操作をすることで、
実生活のすべてを委ねていた。
サロゲートの採用で犯罪や伝染病、人種差別が激減し、
理想的な社会を実現した一方で、
反対派による独立地区も生まれていた。

ほぼ完璧であったはずなのに、殺人事件が発生した。
サロゲートが破壊されただけでなく、当人も変死したのだ。

ＦＢＩ捜査官・グリアー（ブルース）とピータース（ラダ）が捜査を始める。
（彼らもサロゲートを使用している）
被害者はサロゲートを開発したキャンター博士（クロムウェル）の息子（ギンティ）だった。そして、犯人は実は博士を狙っていたことがわかる。

自身も息子を自動車事故で失った過去があるグリアーは彼に同情した。
その事故がきっかけで、サロゲートを操作したまま
スティムチェアーから出ようとしない妻・マギー（ロザムンド）との
関係に切なさを感じているグリアー。

サロゲートのチップから犯人・ストリックランド（ノーズワージー）を割り出し、
彼がひと月前に強盗をしたもののすぐに釈放されていたことがわかり、
裏事情があることを推測する２人。

サロゲートの通信を監視しているボビー（デヴィン）によってストリックランドを発見し、
追い詰めたグリアーだったが、独立地区で襲われ、
逃げられてしまったうえに、自身も入院する事態になる。
上司のストーン（ボリス）からは
独立地区に入りこんだことで謹慎処分を受ける。

だが納得のいかない彼は病院を抜け出し、久々に生身で出歩いて
捜査を続ける。

（感想）

自分はこれ、わりと好き。
別段目新しい展開はないんだけど、
９０分強という短めの作品で、スピーディに話が進んで行くうえに、
ありとあらゆることすべてがわかりやすかった。
設定の雑さも気にさせないくらい、テンポが速い。

自分はこういう近未来系ＳＦモノにそれほど関心がなく、
このジャンルの作品をそれほど観ていないので、このレベルで楽しめる（笑）

こんな世界有り得ない、と思いつつ、
最近の状況を見ると
いや、ひょっとしたら有り得るかも・・・とも思えるコワさと不気味さ。
アメーバピグを思い出した。

サロゲートは自分の思うままのルックスが選べるわけだが、
髪があり、皺のないブルースのサロゲートは見違えるほどソフトなイケメンだけど、
やっぱり生身の彼のほうが観ていて安心出来た。

妻役のロザムンドは