ジェイン・オースティン 秘められた恋 | MusiCinemania by Uzo★mUzo

ジェイン・オースティン 秘められた恋

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監督 ジュリアン・ジャロルド
脚本 サラ・ウィリアムズ、ケヴィン・フッド
音楽 エイドリアン・ジョンストン

出演 アン・ハサウェイ、ジェームズ・マカヴォイ、ジェームズ・クロムウェル、
マギー・スミス、ジュリー・ウォルターズ、ローレンス・フォックス、
アンナ・マックスウェル・マーティン、ルーシー・コウ、ジョー・アンダーソン、
レオ・ビル、イアン・リチャードソン

(あらすじ-ほぼネタバレ)

1795年のイギリス・ハンプシャー。

ジェイン(アン)は小説家としての成功を夢見る適齢期の娘。
当時の女性にとっては結婚こそが将来のすべてで、
相手への愛情よりも財産や家柄を重要視した政略結婚が常識の時代だった。

ジェインは裕福なグレシャム(マギー)の甥・ウィスリー(ローレンス)から
求婚される。

愛情を優先し、貧しい牧師の父(クロムウェル)と結婚した母(ジュリー)は、
何とか2人を結婚させたいと考えていたが、
ジェインはウィスリーに惹かれていなかった。
彼女は愛こそが結婚の条件と考えていた。

ロンドンから法律を学ぶトム(マカヴォイ)がやって来た。
生活費用を出してもらっており、
判事でもある伯父(イアン)から 都会での放蕩生活を反省するように言われて
こちらの親戚の家に送られてきたのだ。

ジェインとトムは当初反発しあっていたものの、
やがて恋に落ちた。

しかし互いがまだ自立出来ない状態。
周囲に賛成する人もいない。


トムは伯父にジェインを紹介するが、
嫌がらせの手紙が届き、失敗してしまった。
そして2人の仲は終わった。


ジェインはその手紙を書いたのはウィスリーだと考えた。
彼女は「求婚は受け入れるが、愛情はない」と彼に告げる。


姉のカッサンドラ(アンナ)のフィアンセが客死した。

他の女性と婚約をしたトムだったが、
ジェインを諦めきれずに、かけおちに誘う。
しかし、
トムが放蕩していたと思われていたお金を
実は家族に仕送りしていたことを知り、
彼のことを思って、ジェインは引き返すのだった。


ジェインは手紙を出したのがウィスリーではなく、
自分に思いを寄せていたジョン(レオ)だと気づく。


ウィスリーとの結婚は破談になった。

兄のヘンリー(ジョー)は伯爵夫人のエリザ(ルーシー)と政略結婚した。

-時が経ち、作家として大成したジェーンと
トムは再会した。
トムは娘にジェインと名づけていた。


(感想)

結婚観に関して、こういう時代もあったんだ・・・と思えると同時に、
当時の深刻さはないにせよ、
現在も根本的に変っていないんじゃない?とも思える、
ちょっと皮肉な感じが、ジェイン・オースティンの著作のトーンと似てるかも。
それにしても 痛切な深刻さだった・・・

学生時代は、やはり勉強して社会に出る準備をすべき。
トムはジェインと出会った時期が悪かった。

ジェインは賢くて、優しい子だから、
結局向こう見ずには突っ走れなかったわけだけど、
こういう子は恋愛の好機を取り逃がしちゃうんだよね・・・(>_<)
超真面目だから、新しい恋にも目が向かず、独身を通しちゃう。
思いを成就するには、盲目的な勢いもないとダメなんだろうな。

それにしても、
誰かに依存しなければ生活出来ないなんて、やっぱり良くないと思った。
基本的には、性別問わず、職業が自分で選べて 自立出来るようになった現代は 
進化の証なんだな、と感じた。

ほろ苦さと甘酸っぱさがある初恋物語で おすすめ。

アン・ハサウェイは元々好きなんだけど、
やっぱりチャーミング。
彼女でなかったら、
穏やかな余韻を残すことは出来なかったと思う。

ジェームズ・マカヴォイは初めて観たけど、
なかなかいい感じの役者だったので、覚えておこうっと。

映画ベイブの ジェームズ・クロムウェル、
映画ハリー・ポッター シリーズの マギー・スミスとジュリー・ウォルターズ など
知った顔のベテランが出ていて トクした気分だった。


オフィシャル・サイト
http://www.hex-pic.co.jp/jane-austen-movie/




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