狼少年少女②
一人で行き詰まったあたしは、
作戦会議をすべく明石に
『駅まで来たから迎えに来てくれる?』
と、メールを送り明石を召喚っ(>_<)
そして、現れた明石、コン
……ピー子??
あたし達3人の他にも嘘大作戦を一人で実行していたヤツがいたらしい!!
そして、明石はピー子とも連絡を取り合っていたのだっ。
こりゃあ、いい(。-∀-)♪
って事で。
最後のメンバー、ピー子を加え4人で最後の行動に出る為、作戦会議☆
どうする?どうする?
どうやって、ピー子を絡める?
戻るの遅いと怪しまれるよ!
オチから決めようか?!
どうする?
オチまでは、どう動く?
……
……
……
よっしゃ!
それで行こう!!
~~~~~~~~~~
先発隊は明石とピー子。
遅れて、マコトとコン。
マコトは、冷たい雨の中をコンの後から、トボトボと歩く。
マコトにとっては、見たくないものが待っているのだ。
事務所の扉を開けると、そこにはマネージャーと何人かの役者と明石。
そして、不機嫌そうなピー子。
暖かい部屋の空気が、気持ちを緩ませ、感情を突く。
マコトの不安と恐怖は限界を超え、感情は涙と呼吸になり外へ押し出される。
呼吸は速くなり、鳴咽を漏らせ、まるで子供だ。
マコトを抱き抱えるマネージャー。
慌ててなだめる役者。
『今日は何の日?』
『燃えてないから大丈夫だよ』
『稽古場、見てごらん?』
ようやく立ち上がり、ふらふらと抱き抱えられながら稽古場へと入る。
真っ暗だ。
電気を付けると、そこにはいつも通りの稽古場。
椅子もテーブルもテレビも鏡もなにひとつ変わっていない。
ただ、ひとつ違うのはホワイトボードの位置。
炎の絵が書かれている。
その後ろから、笑顔で現れた社長。
『ぜんぶ、うそだった。』
火事ではなかった。
その不安と恐怖が抜けた場所に、今度はショックと不信感がするりと入ってきた。
こんなにも、ずっと不安だったのに。
大切な稽古場だから、大切な事務所だから、心配だったのに。
どうして、こんな事するの?
どうして?
何を、信じればいいの?
もはや、何を考えているのかもわからず、マコトはただただ悲しかった。
止まらない、涙。
言葉にならない言葉。
次第に、社長や役者から笑顔が消えていく。
とにかく、落ち着かせようとマネージャーが抱き抱え、再び事務所へ戻ると、張り詰めた空気。
『エイプリルフールだからって、やり過ぎだと思う!』と、ピー子が怒鳴っている。
そこに入ってきた社長にも、食ってかかるピー子。
ピー子にとっても、また、大事な場所だったのだ。
しかし、その感情、言葉遣いは社長に対するものではない。
そんなピー子に怒りを感じる役者。
そして、嘘ひとつ受け流せない事にイラつくコン。
キリキリと緊張感を増していき、今にも爆発しそうだ。
そんな状況をなんとかしようと、社長はピー子を連れ、話しをすべく稽古場へ入って行く。
しかし、張り詰めた空気は緩む事はなく、それぞれの感情がマーブル模様になって、そこに浮かんでいた。
鳴咽し、髪を掻きむしるマコト。
感情が治まらない役者。
どうしたらよいのか、わからないマネージャー。
途方に暮れる人達。
そんな中、普段は見せない感情を見せるコン。
『エイプリルフールくらい、楽しめないのかよ。
めんどくせーな。
オマエ、もう帰れよ。』
そう言われたマコトは、反射的に席を立つ。
どうしたら、いいのかわからないが、信じられなくなってしまった事務所にもいたくはない。
心配し、止めるマネージャーの手を振り払い出ていくマコト。
めんどくさいと言いつつも責任を感じるのか、追いかけていくコン。
そして、事務所には重たい空気が残った。
しかし、それはすぐに破裂した。
勢いよく開いた扉。
そこに立っていたのは、マコトだ。
どうしたの!?
そう聞いても、
『コンちゃんが…、コンちゃんが…』
と言うばかりだ。
コンに何かあったのだと、事務所を飛び出す役者達。
慌てて、社長を呼びに行く明石。
表に出ると、そこには社長の黒い自動車。
その下には血まみれのコン。
……
……
『コンちゃあーん、死なないで~』
やたらと、軽いトーンで心配するマコト。
『ひかれたぁ~』
と、これまた軽い感じで苦しむコン。
それを見て、『やられた』という顔をした社長。
号泣するマネージャー(ごめんなさい。。。)
『いぇーい!!☆』
と笑顔の明石とピー子。
だーいせーいこーう(σ´∀`)σ
13:30から始まった、この計画。
長かった。。。
でも、きっちりみんなを騙せたぜぃヾ(≧∇≦*)〃
コン、明石、ピー子のおかげで人生で1番楽しいエイプリルフールを過ごせました☆
来年は、仕返しされるな、きっと。。。
てか、文章も長かった。。。
読んでくれて、ありがとうございます。。。
作戦会議をすべく明石に
『駅まで来たから迎えに来てくれる?』
と、メールを送り明石を召喚っ(>_<)
そして、現れた明石、コン
……ピー子??
あたし達3人の他にも嘘大作戦を一人で実行していたヤツがいたらしい!!
そして、明石はピー子とも連絡を取り合っていたのだっ。
こりゃあ、いい(。-∀-)♪
って事で。
最後のメンバー、ピー子を加え4人で最後の行動に出る為、作戦会議☆
どうする?どうする?
どうやって、ピー子を絡める?
戻るの遅いと怪しまれるよ!
オチから決めようか?!
どうする?
オチまでは、どう動く?
……
……
……
よっしゃ!
それで行こう!!
~~~~~~~~~~
先発隊は明石とピー子。
遅れて、マコトとコン。
マコトは、冷たい雨の中をコンの後から、トボトボと歩く。
マコトにとっては、見たくないものが待っているのだ。
事務所の扉を開けると、そこにはマネージャーと何人かの役者と明石。
そして、不機嫌そうなピー子。
暖かい部屋の空気が、気持ちを緩ませ、感情を突く。
マコトの不安と恐怖は限界を超え、感情は涙と呼吸になり外へ押し出される。
呼吸は速くなり、鳴咽を漏らせ、まるで子供だ。
マコトを抱き抱えるマネージャー。
慌ててなだめる役者。
『今日は何の日?』
『燃えてないから大丈夫だよ』
『稽古場、見てごらん?』
ようやく立ち上がり、ふらふらと抱き抱えられながら稽古場へと入る。
真っ暗だ。
電気を付けると、そこにはいつも通りの稽古場。
椅子もテーブルもテレビも鏡もなにひとつ変わっていない。
ただ、ひとつ違うのはホワイトボードの位置。
炎の絵が書かれている。
その後ろから、笑顔で現れた社長。
『ぜんぶ、うそだった。』
火事ではなかった。
その不安と恐怖が抜けた場所に、今度はショックと不信感がするりと入ってきた。
こんなにも、ずっと不安だったのに。
大切な稽古場だから、大切な事務所だから、心配だったのに。
どうして、こんな事するの?
どうして?
何を、信じればいいの?
もはや、何を考えているのかもわからず、マコトはただただ悲しかった。
止まらない、涙。
言葉にならない言葉。
次第に、社長や役者から笑顔が消えていく。
とにかく、落ち着かせようとマネージャーが抱き抱え、再び事務所へ戻ると、張り詰めた空気。
『エイプリルフールだからって、やり過ぎだと思う!』と、ピー子が怒鳴っている。
そこに入ってきた社長にも、食ってかかるピー子。
ピー子にとっても、また、大事な場所だったのだ。
しかし、その感情、言葉遣いは社長に対するものではない。
そんなピー子に怒りを感じる役者。
そして、嘘ひとつ受け流せない事にイラつくコン。
キリキリと緊張感を増していき、今にも爆発しそうだ。
そんな状況をなんとかしようと、社長はピー子を連れ、話しをすべく稽古場へ入って行く。
しかし、張り詰めた空気は緩む事はなく、それぞれの感情がマーブル模様になって、そこに浮かんでいた。
鳴咽し、髪を掻きむしるマコト。
感情が治まらない役者。
どうしたらよいのか、わからないマネージャー。
途方に暮れる人達。
そんな中、普段は見せない感情を見せるコン。
『エイプリルフールくらい、楽しめないのかよ。
めんどくせーな。
オマエ、もう帰れよ。』
そう言われたマコトは、反射的に席を立つ。
どうしたら、いいのかわからないが、信じられなくなってしまった事務所にもいたくはない。
心配し、止めるマネージャーの手を振り払い出ていくマコト。
めんどくさいと言いつつも責任を感じるのか、追いかけていくコン。
そして、事務所には重たい空気が残った。
しかし、それはすぐに破裂した。
勢いよく開いた扉。
そこに立っていたのは、マコトだ。
どうしたの!?
そう聞いても、
『コンちゃんが…、コンちゃんが…』
と言うばかりだ。
コンに何かあったのだと、事務所を飛び出す役者達。
慌てて、社長を呼びに行く明石。
表に出ると、そこには社長の黒い自動車。
その下には血まみれのコン。
……
……
『コンちゃあーん、死なないで~』
やたらと、軽いトーンで心配するマコト。
『ひかれたぁ~』
と、これまた軽い感じで苦しむコン。
それを見て、『やられた』という顔をした社長。
号泣するマネージャー(ごめんなさい。。。)
『いぇーい!!☆』
と笑顔の明石とピー子。
だーいせーいこーう(σ´∀`)σ
13:30から始まった、この計画。
長かった。。。
でも、きっちりみんなを騙せたぜぃヾ(≧∇≦*)〃
コン、明石、ピー子のおかげで人生で1番楽しいエイプリルフールを過ごせました☆
来年は、仕返しされるな、きっと。。。
てか、文章も長かった。。。
読んでくれて、ありがとうございます。。。