『BLAME!』大絶賛上映中です!!
(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
こんにちは、映写スタッフFです。ブログを書きなさいというお達しがあったので、今回は私が、『BLAME!』について書かせていただくことになりました。拙い文章ですが最後までお付き合いくださると嬉しいです
さて、『BLAME!』です。
もうご覧になられた方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、何度目かのBLAME!の方にも、初めてのBLAME!の方にも、この作品を味わっていただくために、私の独断おすすめポイントをお知らせしたいと思います。そんなの聞きたくないって言わないでくださいね……。
そもそも『BLAME!』って?
『BLAME!』は、原作者である漫画家の弐瓶勉氏が、1997年から2003年の間に某青年雑誌で連載をしていたハードSF作品。国内外に大勢のファンがおり、連載終了から10年以上経った今でも作品の考察が続けられるほど謎が多く、魅力的な作品なのです。
映画『BLAME!』は、原作の世界観をそのままにストーリーを再構築し、よりわかりやすく、よりエンターテイメント性を強くした映像作品です。
映画化するにあたって、原作者の弐瓶氏が制作に参加し、キャラクターデザインや美術設定、絵コンテ(映像になる前の設計図のようなもの)も描いたそう。
まさに、進化した弐瓶ワールドの魅力がぎゅっと詰まっているわけですね!
☆おすすめポイント☆その①
岩浪音響監督が劇場に足を運び音響調整!〔東亜重音7.1ch重低音ウーハー上映〕
この〔東亜重音7.1ch重低音ウーハー上映〕、主人公・霧亥(きりい)が使用する、重力子放射線射出装置の攻撃音&破壊音を、恐怖すら感じるレベルで体感することができます。
よくお客様がおっしゃっているのは、「髪の毛や服が揺れる」「座席が揺れている」などで、思わず変な笑みが出る、とも。本当に振動がすごいので劇場を壊されている気分になりますが、それくらい攻撃力の高い重低音になっております。
重低音がすごいなら、他の音は?といいますと、小さく微かな音も、耳をすまして聞いてみてくださいね。ちゃんと聞こえてきます。
私がぜひ皆さんに聞いてほしいところは、シボの足音です!!!
☆おすすめポイント☆その②
歴史と実績を誇るデジタルアニメーションスタジオ、ポリゴン・ピクチュアズ制作による、美しい映像
登場人物を始め、縦横無尽に建設された都市空間、電基漁師たちの住む村、戦闘中のエフェクトや一度は食べたいあのシャキサクも、全部3DCGで作られているのです。
当たり前のように動いたり、そこにあったりする背景も、クリエイターの方々の並みならぬ努力と汗と涙の結晶だと思うのです。霧亥とサナカンのバトルシーンは本当にかっこいいので、何度も見て目に焼き付けたい!駆除系のキモ怖い動きも必見です!
☆おすすめポイント☆その③
見た目はハードSFだけど、中身はヒューマンドラマ
『BLAME!』ってSFでしょ?難しそう……。
いえいえ、そんなことはございません!
フタを開けたら素敵な人間物語なのです(何名かは機械ですけど)。
づるとタエの友情、捨造とおやっさんの信頼関係、フサタのタエへの思い。互いの関係性が絶妙に描かれています。そして霧亥とシボ、捨造とづる。この四角関係とも取れる登場人物たちの描写は、特殊な『BLAME!』の世界設定の中でも、とてもわかりやすいのではないでしょうか。霧亥はなんだか鈍感そうなので、押しの強いシボが似合っているな~だとか、そういった妄想をしながら見るのもまた良し、です!
もしSFだということで見るのを悩んでいる方は、登場人物たちの関係性を重視してご覧になってみてください。その上で、世界観を味わうという方法も楽しいかと思います♪
さて、長くなってしまいましたが、もう一つお伝えしたい大切なことがあります!
来たる 6月3日(土)『BLAME! 登壇付東亜重音上映会』が開催されます!
『BLAME! 登壇付東亜重音上映会』
6月3日(土)14:55の回 ※上映前の登壇になります。
登壇者:瀬下寛之(監督)、吉平”Tady”直弘(副監督)、岩浪美和(音響監督)
こちらの上映会の座席券の販売が、下記の日時より開始されます。
オンライン:5月31日(水) 0:00
劇場窓口 :5月31日(水) 9:45
※前売券他通常の興行時にご利用いただけるものは全て座席券とお引換いただけます。
梅雨時の鬱々とした天気を吹き飛ばす、なんて素敵なイベントなのでしょう……。
制作秘話なども聞けちゃうかもしれません
またとない機会ですので、みなさんぜひご参加ください
スタッフFでした