5月11日(土)より『遺体 明日への十日間』の上映決定! | sunsun cafe

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3月ってこんなに暖かいんですね・・・。

というわけで、東北生まれ東北育ち、
関西にやってきて一年と数カ月が経ちました、ゆきんこ雪だるまです。
東北にいた頃は暑さに強くて寒さに弱い体質だったのに、真逆になりました。


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さて、今回ご紹介する映画は


『遺体 明日への十日間』

遺体 明日への十日間

(C) 2013フジテレビジョン

です。


あらすじ
2011年3月11日、日本観測史上最大の地震により発生した津波が
岩手県釜石市を襲った。
一夜明けても混乱状態が続く中、
廃校となった旧釜石第二中学校の体育館が
遺体安置所として使われることになるが、
次から次へと運ばれてくる遺体に
警察関係者や市職員も戸惑いを隠せない。
そんな中、定年前は葬祭関連の仕事に就き
遺体の扱いに慣れていた相葉常夫(西田敏行)は、
遺体安置所の世話役として働くことを決意する・・・。


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3.11の津波で大勢の犠牲者が出た岩手県釜石市。
そこの遺体安置所で奔走する被災者の姿を綴った
ノンフィクション作家・石井光太氏による
ルポタージュを映画化した作品です。


実はゆきんこは岩手県岩手から来ました。
生まれも育ちもイーハトーヴそばっちです。
震災当時は釜石市の西隣、遠野市に住んでいました。
(映画冒頭で西田敏行さんが「遠野名物カッパ・・・」と
 言っていますが、その遠野です。)


遠野市は内陸なので電気・ガス・水道のライフラインが
止まった程度の被害で済みましたが、日常生活は大きく変わりました。
沿岸部と災害協定を結んでいたので、
すぐさま内陸と沿岸をつなぐ中継地となったのです。


内陸からは自衛隊やボランティアや救援物資が、
沿岸からは命からがら逃げてきた被災者がやってきました。


沿岸方面の情報はラジオでしか知り得ませんでした。
「釜石、壊滅」「大船渡、壊滅」「陸前高田、壊滅」・・・
壊滅という言葉に馴染みがなさすぎてよくわかりませんでした。


数日後には、沿岸の遺体安置所が足りなくなり、
遠野市内のいくつかの学校の体育館も安置所となりました。


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『遺体 明日への十日間』 、観て良かったです。
同じ岩手県なのに、ほんの数十キロしか離れていないのに

知らなかった当時の釜石の様子を知ることが出来ました。

主演の西田敏行さんの他、緒方直人さん、佐藤浩一さん、柳葉敏郎さんなど

豪華キャストが揃っていますが、彼らのキャラクターには

それぞれモデルが実在するそうです。
だからこそ、お涙頂戴モノではない、「報道が伝えていない被災地」が観られました。
賛否両論あるかもしれませんが、このような映画が作られて良かったと思います。


また、この映画は外国でも上映されたそうですが、
外国の方々は、日本人が
「遺体をさん付けで呼ぶこと」「トラックで運ぶ際遺体を積み重ねないこと」
などに驚いたそうです。
遺体を「ご遺体」とし大切にする日本人の死生観に心が救われるような思いでした。


3.11から2年が経ちました。

岩手県も宮城県も福島県も、少しずつ復興に向かっています。

この映画が、何らかの形で被災地のこれからに繋がればと思います。

また、関西と東北、互いにだいぶ離れていますが、大震災を経験したという共通点があります。

こちらのたくさんの方々にも観て頂きたいです。


5月11日(土)から24日(金)までの2週間限定上映です。


上映時間などの詳しい情報は、また後ほどお知らせ致します。

みなさまのご来場、お待ちしておりますにこ


がんばろう!!*サランラ