遠回りしたチャンプ
産経新聞夕刊(10/19~/23)新関西笑談
「遠回りしたチャンプ」
WBA世界スーパーウェルター級暫定王者 石田順裕さん
大阪の実家で取り寄せしてもらっていた新聞が到着しました。
<産経新聞夕刊 新関西笑読より>
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このチャンスを逃したら次はない。だから絶対に負けられへんという
気持ちが強かったです。でも不安で仕方なくて、倒されて負ける夢も
何回も見ました。今やから言えるけど、すごくプレッシャーはあったし、
試合直前なんか体はがっちがち。
日本人の重量級の選手はあまり、「世界チャンピオンになりたい」とは
口にしないんですよ。世界をすごく遠い存在だと思っている選手が多い
みたいで。僕は米国で6~7回合宿して、世界ランカーや向こうのホープ
といわれる選手とスパーリングしてきたけど、そんなに差はないと感じて
います。
徳山さんはリングシューズに「要は気合」と刺繍されていたんです。
僕はこの言葉が好きで・…苦しかった時には何回も相談にのっても
らいました。「ここまできたんやから、あきらめんと頑張れ。世界戦
のチャンスは必ずくるから」と励ましてくれました。
自分が納得して辞めたかった。もちろん見返してやりたい気持ちも
ありました。
ボクシングに限らず、どんなことでも続けていくのは難しいですよね。
僕も寄り道したり、回り道したりしたけど、あきらめずに一つのことを
続けてきてよかったなと実感しています。
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やっぱりね、あきらめたらあかんなと。
そして日々の積み重ねが大事ですね。
多くのことを教わりました。