『今なら、負けて良かったと言える』
《ボクシングマガジン8月号・彼らが戦い続ける、その理由より》
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渡部あきのり (日本ウェルター級7位/協栄ジム)選手
3連続KO負けから先日の試合で勝ち、連敗脱出。
「負ける前まで俺は怖いもの知らずで、それが武器でした。
でも同時に最大の弱点でもあったんですよね。確かに若さ
の勢いにのって、凄い。今の俺にはああいう強さはもう出せ
ないけど、あの頃の弱さも、もうないよって」
「負けて良かったと、今は思えます。落ちてもがくことでしか
学べないことがあったから。でなきゃいつか人間としても
ダメになってた気がします。」
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自分に置き換えて振り返ってみても、負けて良かったっていうか、
うまくいかなかったことを、たくさん経験できて良かったと思う。
20代は勢いがありすぎるくらいあったが、その後は連敗続き。
環境を変えて出直しをはかったが、さらに苦戦・・・。
でもそのことに向き合いながら、転げ落ちた階段を下から一歩ずつ
登ってきた。そう意味では結構タフになったな。
負けて学ぶことって結構あります。
このインタビュー記事を読んでいて、ふと昔のことを思いだしました。