さくちゃんパパブログ
連休明けには移植法案に関する審議が始まる予定です。
D案という法案も浮上しているようです。
先日、記者さんから取材を受けました。
移植法案について意見を求められました。
私は「国会議員の先生にやって下さいとお願いするつもりはありません。10年以上も放っておいてWHOの声明があるから審議をするっていうのがおかしい。早くやってほしい、という気持ちです。」と答えました。
おそらく、WHOの声明がなければ連休明けに審議もないでしょう。
テスト前にバタバタと3日漬けで勉強を始める学生とかわりません。
あまりこの話題だと過激になってしまうので、別の話題に。
移植法案は脳死、ドナーの方々のことが一番の考えることになっていると思います。
再生医療。
これが確立すれば移植医療に問題はない、はずです。
現在の移植医療はおそらく再生医療により臓器が再生され、それが移植できるようになるまでの医療でしょう。
私はさくらの治療方法について模索中、ある再生医療を見つけ、その大学病院に連絡をしました。
(ここではあえてその技術名を出すつもりはありません。)
もちろんさくらにその技術を使ってもらうためです。
しかし、その病院のお医者さんに「倫理委員会により15歳未満の子供にはその技術が使えません。」と断られました。
この時、このお医者さんがどう思っていたかはわかりません。
ただ、この病院の倫理委員会の決定だそうです。
移植を受けられない15歳未満の子供は、この今ある再生医療も受けられません。
ところで、倫理委員会って知っていますか?
この人達は医者ではありません。
病院ごとにある有識者の集まりだそうです。
もちろん倫理委員会には意味があり、大切な役割も担っているのも事実です。
しかし倫理委員会は、患者を救おうとしているお医者さんの足かせになる場合もあるそうです。
そして、助かりたいと思っている患者の首を絞めることもあるかもしれません。
現にさくらの場合、日本での移植は駄目、再生医療は駄目、どうすれば日本でさくらを救えるのでしょうか。
何もしてあげられない、そう思うことが本当に悔しかった。
どんな小さな可能性でも、生きられる道があるならばそれに希望を託して生きていてもらいたいと強く思いました。
この有識者達に何の知識があるのでしょう。
さくらの場合ですが、この有識者の出す結論は、結局、子供は助けないということでした。
現在、日本では15歳未満の子供達はドナーになることができません。
つまり、小さな子供達が移植を受けれないということです。
今やっとこの現実を知る人が多くなってきました。
実はさくらが病気になって私も知りました。
移植法案改正は有識者の意見も聞くそうです。
子供を助けることに前向きでないような発言をされる有識者の方の意見を聴く必要があるのか疑問です。
15歳未満の子供達に意思の決定がない。
でも15歳未満の子供達も絶対に生きていたいと思っているはずです。
下にさくらのミルクを飲むさくらの写真があります。
子供には自分でミルクを飲む力はありません。
大人が助けなければなりません。
移植だけには限りません。
子供を助けられる国になってもらいたい。
ママそのまま支えていてね。 さくら