4/20朝日新聞 『臓器移植法新案作り合意』について を読みました。



日本小児科学会倫理委員会の最終結論は、『親の同意だけで臓器提供できるようにすると、子供の自己決定権


を脅かす可能性がある、慎重な検討が必要だ』という意見を近々発表すると決めた、という記事もありました。




もちろん慎重な検討は必要だと思います。


でも移植が必要な子供達にはこれ以上待つ時間はありません。




私は「子供の自己決定権を脅かす」という言葉に違和感を感じます。


虐待などは犯罪として扱われるので別問題として、子供を心の底から愛する親が決断することが「自己決定権を


脅かす」ということになるのでしょうか。


子供が脳死になった時、心の底から「代われるものなら代わりたい」とさえ思う親が下した決断が「脅かす」という


言葉で表現されるのは違う気がします。


愛情がない親がいたら?というのは、そうであれば、生きているその瞬間も自己決定権は脅かされているので


は?と思ってしまいます。


一部分をとらえて、「子供の自己決定権を脅かす」からということをあえて全てのことのように強調して、時間をか


けて、時間をかけて、時間をかけて、検討する内容にするのはやっぱり違和感を感じます。


移植が必要になったとき、移植医療が存在する以上、日本にいるからといって、その医療がないことにすることな


んて簡単にできることではないと思っています。


意思表示ができない子供が臓器を提供する側になった時、決断できるのは親だけだと思います。


意思表示ができないから子供がどう考えているかわからないけれど、子供はどんな親のことも、何も考えず信じ


て、全てをゆだねているのではないかと思います。


それが生き物の本能で、親と子供の深い愛情で結ばれた絆だと、私は思います。


日本の国も、日本の親のことをもっと信じて欲しいと思います。


さくちゃんブログ


今日は、病院に行く予定でしたが、担当の先生が急遽御都合が悪くなり、キャンセルになってしまいました。


また、日を改めて伺う予定です。