サイドスタンド根元から折れ/修復(外車・アプリリア)
今回は、外車のサイドスタンドの修復溶接の御依頼です。
当店の金物加工・溶接依頼はバイク意外のご依頼も多く頂きますが、オートバイ関係ではサイドスタンド関係の修復や加工のご依頼が多いです。
★折れてしまったから・ローダウンしたから短くして欲しい・サイドスタンドの足掛け部を使いやすく長さを加工して欲しい・・・などなど。
その他、「以前に別の所で直して貰ったがまた折れてしまった」などのご相談もとても多く、その大半が溶接したその場所から再び折れてしまっているのが多いです。それは残念な事に、表面だけ溶接されている状態で、見た目は付いているよね?という物が多いのが現状です。。。
付いてるように見えて付いていない事や、所々しか付いていなく結果フレームの根元からもげてしまってもっと酷い状態に・・・その結果再修復にかなりの費用が掛かる事も珍しくは有りません。
今回もサイドスタンドとフレームの接地面の溶接が甘く、適当に溶接されていてそこから雨水などが浸入、内部まで錆が広がっており、結果フレームごと折れて(もげて)しまっていました。車両のメーカーは外車のaprilia(アプリリア)です。車両名は内緒b
今回はフレームのパイプが半分もげちゃってます。
ここまで来ると付け直しとは行きません。
まずは穴を塞いでいきます。
穴を塞ぐ方法は、角材を対角に切ってアングル材を作ります。そして成形、仮止め、成形・本付けその後にサイドスタンド付け直し・・・初めからちゃんと付ければそこまで高額にはなりません。
しっかりとフレームの穴を塞いだ後、
一度溶接がしてある箇所の“更なる修復というのは一番大変”な作業なのです。変にいじられてると高額になります。。。
通常の溶接より費用は掛かりますが、愛着のあるバイクだったり、もう部品の出ない物だったりすると直した方が良かったりします☆諦めている方がいらっしゃいましたら一度御相談下さい。
仕上げに錆止め程度の簡易塗装を施していきます。
今回の様な修復作業は、強度を保つ問題上、元の状態・全く同じ位置に・という保証は出来ない場合があります。今回の作業も強度を出す為に敢えて位置をずらして溶接をしております。重い車体を支えるサイドスタンドやフレームなら尚更“強度”は1番大事にしてあげないといけませんからね^^
↑上記のリンク記事は『修復』の意味合いで作業した過去の記事の一覧となります。併せてご覧頂ければと思います('-^*)/
長々とお読み頂き有り難う御座います☆
お悩みの方、お気軽にご相談ください(^-^)/
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