ローダウンによるサイドスタンドショート加工 | テクニカルサービスのブログ

ローダウンによるサイドスタンドショート加工


サイドスタンドのショート加工の御依頼。

今回は鋳物の溶接。鋳物とは、簡単に言うと溶かした金属を鋳型に流し込んで凝固し、仕上がりの形に近い製品の事を言います。


鋳物の溶接(特にサイドスタンド関係)は余りやってはいけない代物。どの辺りに力が掛かって、どういう風に使うか?というのはバイク屋さんでしか分からないので単純に溶接屋さんに持って行くと適当なところで切って繋げる。作業は完璧だが強度が不明という場合が多いです。中途半端にやっているバイク屋さんが多いのでこの手の物は経験が有る所にお願いした方が良いでしょう^^


今回は女性が乗るので仕方が無くローダウン。ローダウン用のサイドスタンドが出て居ないので今回はワンオフにて製作致しました。


まずは位置を決めてカット。
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溶接平面を出す為フライス盤にて平面加工と角度付け加工。
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そして開先を取っての溶接、最後に仕上げ塗装を施して完成です。
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鋳物は割れやすいので溶け込みや電気の強さも重要。場合によっては強度が出ない時も有ります。その場合、お断りする場合も御座います。まずはご相談下さい。

ローダウン用サイドスタンドが出ている場合は、その品物を付けた方が安く仕上がります。しかしどうしても製品が出ていなくて一から制作するワンオフの場合は単価が上がってしまう事をご理解下さい。その分手間はしっかり掛けております。



車両に取り付けた状態での加工前→加工後の写真です。
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30mm程短くなりました。



今回の車両はVFR800でした。

連日有りがたい事に溶接三昧です。色々な加工にお答え出来るよう実用性・強度等を考えながら御客様の理想を形に出来る様、日々努力して参りたいと思います。


御相談お待ちしております。


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