子供の頃

~詩とメルヘン~

という文芸誌を定期購読していた

 

サンリオから出版されていて

やなせたかしさんが編集長だった

 

アンパンマンは~詩とメルヘン~が原点

 

葉祥明さんの絵もそこで初めて見た

 

子供心に衝撃を受けたのを記憶している

 

 

小学校の恩師宅を訪ねたとき

~詩とメルヘン~を紹介されたのが

購読のきっかけとなった

 

息子さんがサンリオに入社し

~詩とメルヘン~の編集に携わることになったのだ

 

ページをめくるたびに

自分の価値観が変わっていくのを感じた

 

 

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

 

争いごとは、常にそこにある

 

すべては、個々の抱く憎しみから始まる

 

単なる

~気に食わない~

という感情

 

小さな争いが大きな争いへと誘われる

 

 

僕は子供の頃、常に逃げ場を捜していた

理不尽な言葉と憎しみが錯綜する塊から逃れたかった

 

それは、大人になってからも変わらない

 

中学生の頃、その恩師の家が僕の逃げ場だった

 

目の当たりにした文章とイラストは

何枚も重ね着していた重たい上着を一枚一枚剝がしてくれた

 

 

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

 

その負の感情は

いつでもどこでも表れて

ひとを苦しめる

 

店はあらゆるものに平等で

訪れる皆さんの掛け替えのない場所でありたいと思う

 

~笑顔あふれる場所~

 

いつまでこの店を維持できるかわからないけど

 

僕の~願い~は

 

それに尽きる