去る11月22日、第10回目となる大洗南中学校の公開授業(教育実践研究発表会)が開催されました。
テーマは「より良く生きようとする生徒の姿に培う豊かな学びの創造」というものでした。この授業には全国各地より先生方を中心に207名の方々がおいでくださり、生徒の学ぶ姿、先生の教える姿を見ていただくことができました。
3年生は国語と英語の公開授業があり、国語では松尾芭蕉の奥の細道を教材として、俳句から情景を想像し芭蕉の思いを読み取るもの。英語では2020年の東京オリンピックに訪れた外国人に、滞在最終日を茨城県で過ごしていただき、その際に最適なプランを提案するというものでした。どちらの科目もグループワークで展開されており、生徒全員が理解されて発表力もすばらしく、学力の向上を強く感じる一面ともなりました。特にオリンピックに対応しようとする心意気を感じたところでもあります。
このような取り組みをする南中学校を、平成28年4月に大貫・夏海小学校の統合を南中学校舎と一体化して、小中連携あるいは一貫校としてつくり上げスタートさせます。南中学校の生徒は、「時・礼・美」を教訓として学び、人間関係、社会形成能力、自己の役割の理解、自己管理能力、課題対応能力、キャリアプラン形成能力等が高まっていますで、統合校の児童も南中の中学生に学ぶことになり、良き伝統のもと小学生も大きく育っていけることでしょう。
大洗第一中学校においても、平成18年度より教科教室型システムを導入して学びを強めており、成果が出てきておりますので今後ますます期待されます。
さて本年は、わが町の小学校で大いなる頑張りの成果をあげていただきました。公開授業と同じくまちの誇りとなっています。
◆大洗小学校
・自転車部 交通安全子供自転車全国大会 8位
・金管バンド部 東関東吹奏楽コンクール 金賞
・ハマビシ研究 コカ・コーラ環境教育賞
げんでん科学技術振興大賞
(絶滅危惧種ハマビシの花壇栽培研究)
◆大貫小学校 健康教育推進学校表彰 優秀賞
(中学校区での健康問題解決と地域と連携した防災教育)
◆夏海小学校 文部科学大臣賞
(食育の中核的役割としての学校給食)
豊かな教育環境を整えることは、次代を担う人材の育成、定住促進などさまざまな相乗効果をあげ、町全体の活性化を生みます。
地域創生が国の最重点課題となった今、学校、先生方、地域、家庭、それぞれ連携してまちの宝である子ども達を温かく見守り、大きく成長させるため、同じ方向を向いて努力し、教育立町を推進していこうではありませんか。
夏海小学校