今日もいつも通りの山木屋の3軒からスタート。今日もダンボールに身を隠していたキジトラさん。次は「いっちゃん」ひとりが寂しげに待っていた「お富士さんの餌場」、井戸工事は延期になったと帰宅中のご主人が教えてくれた。「比曽坂」は姿無く、飯樋のBOX補給に向かうことにした
飯樋の8か所のBOXは、一昨日「チーム銀次」さんが補給に廻ったばかりだったが、厳しいお宅5か所だけ訪問することに。
「葉タバコ組合」はご夫婦で帰宅中、倉庫の改修工事をされていた。BOXは半減状態だった。最近サビ猫さんの姿がない
「サロン」に寄る前に「ムサシ」のご機嫌を伺いに寄ってみた。犬小屋で爆睡中だった。水を交換してジャーキーを
「サロン」、今日は2匹、のんびりとしていた
「ご老公」、除染作業がまだ続いている。作業員の方が2匹見たと教えてくれたが、姿を見せたのは偵察役の茶トラだけだった。BOXは底近かった
「石材店」、補給と茶トラに給餌。その最中に息子さんが仕事で寄られたので、しばしお話を。ご両親は帰村予定とのこと、しかし近隣では2軒しか帰村しないと言われていた。大きくて高価な石切機械はもったいないが使えない、補償もないと嘆いておられた
「大火」のBOXに補給してからは、臼石から前田・佐須の給餌にと足を向けた。最初の「クー」宅で「Jupiter」さんに遭遇、今日村に入ることは知っていたが、訪問予定は聞いていなかったので会えて幸い、予定していたコースは「Jupiter」さんも考えていたのでお任せして、久しぶりに大倉地区を訪問することにした。
いつも丁寧な給餌をされるJupiterさん
泥水を交換してもらい早速・・・
大倉地区、私は一年ぶりの訪問だった。その間は給餌に入ったボランティアから伝え聞いていたので状況は把握していた。今日出会ったのは、現在把握している11匹のうち10匹だった。帰宅されているお宅が多く、ドライ・水は大丈夫だったのでジャーキーを
今日回っての感想は「隔世の感」ということだ。帰宅してから大倉に初めて入った2012年から今日までの犬たちの動向を簡単に表にまとめてみた
飼犬がいたお宅は15軒が6軒に減少、里親やシェルター入所など村を離れた15匹、亡くなった9匹、帰宅時に放されることが多い村の犬、そのためか行方不明になっているのが5匹も・・・。新規とは新たに飼い始めたことを表す。表には含んでいないことも多々ある。放浪犬を保護したことも何件かある。捨てられていた5匹の仔猫を保護したことも。犬小屋の設置は数知れず・・・ボランティアのかかわりは多面的で深い大倉地区はやま湖周辺、5年の歳月は人も動物も事情を大きく変えた。
来春には避難解除される予定だが、大倉地区は帰村される割合が多いと聞く。飼い主さんとの生活は間近だが、まだまだボランティアのかかわりが必要なことだろう。