自然と人間の共生!




植物も生殖のとき「興奮」する?



動物と同じように興奮します。
実は受粉の際、雄しべの花粉が付くと、
雌しべから粘着性の液体が出ます。


植物にも相性があるそうで、
相性が悪いとほとんど分泌されないらしい。





前回記事の続きです。
まずはこちらからどうぞ

虫を食べる植物展
虫を食べる植物展 2




咲くやこの花館~食虫植物展(2015)
に行って参りました。





熱帯花木室のエリアをドンドン進み、
続いて僕が発見した植物はこちら。


みんな大好き「パイナップル」です!



実の付き方に注目して下さい。
株の中心から花茎が伸び、
花が咲いたあとに果実が付きます。
果実の上にある葉は、
挿して育てることが出来ます。





果実が松かさに似て、リンゴの風味があり、
マツの「パイン」とリンゴの「アップル」から
「パイナップル」と名付けられました。







とても鮮やかな植物の姿も。





自然が生み出した美しい色合い。
つい見とれてしまいますね。





食虫植物の代名詞!

虫を食べる植物…。
ちょっと怖い感じもします。
「熱帯食虫植物」のエリア。





まず最初にあったのがこちら



「テトラスティグマ」です。

世界最大の花を咲かせるラフレシアに寄生。
宿主となる植物なのです。






さらに進むと「ネペンテス・ウェントリコサ」が!!



食虫植物は光合成を行い、
自ら養分を作り出します。
しかし、やせた土地に生息しており、
不足を補うために虫を捕えて消化、
吸収をします。



葉の先が変形して出来た袋で虫を捕えます。
甘い香りのする密におびき寄せられた虫は、
袋の中に滑り落ち、消化液や酵素を含んだ
水に溺れ死んでしまいます。



めちゃくちゃありました。




しかもね、なんか…はみ出てるよ…!



もうすっごい怪しいんですけど。

食虫植物って今まで生きた人生で
全くと言っていいくらいに
関わりを持ってこなかった。

怖いイメージがあって、
人間不信ならぬ植物不信に
なりそうなんですけど。









(袋の中がどうなってるのか見たい…!)







ゆっくりと、でも確実に
植物との距離を近づけていく私。










よし、いいぞ俺! あともう少し!










い、いける!!(確信)








「グゥアグゥアア…「うぎゃぁあああ!!!」







なんかいきなり動物の鳴き声(?)
みたいなのが聴こえてきて
体がビクッ!っとなった。





周囲を見渡す。
音の正体…犯人がわかった。











このスピーカーだ。


いきなり奇声というか、
動物の声を流すなっ!!!!


ジャングルのリアルな感じ出しやがって。
びっくりするってば!!



※お怒りモード突入してます(笑)



気を取り直して覗き込む。



うじゃうじゃ虫が死んでたら
どうしようかと思ったけど、
虫はまだいない状態でした。

















南国地に咲くハイビスカス!

次にやってきたのがこちら
「ハイビスカスワールド」です。




沖縄の人々から親しまれ、
1年中あちこちに咲いている
まさに沖縄を象徴するような
ハイビスカスですが、
原産地はハワイやマスカリン諸島です。




暑い沖縄で太陽に向かって
元気に咲いているイメージが強い
ハイビスカスですが、
実は以外にも暑さに弱いという一面も。

35度を超えるような猛暑の日には弱ってしまいます。
また、「花を咲かせてくれた!」と思うと、
たった1日でしぼんでしまうこともあるそうです。





こちらはハワイ固有のハイビスカス
「ヒビスクス・ワイメアエ」です。
上品な甘い香りが良かった。



ハイビスカスと言えば、
鮮やかな赤い花びらを連想される方が多いと思います。

し か し 、

品種系統は大きく3系統に分かれ、
更にそこからなんと7000種類以上の
品種が登録されています。


花びらが何層にもなっていたり、
花びらが大きいセミダブルと呼ばれるものもあります。

色も赤だけでなく、白、黄色、橙色、
ピンク、紫、シルバー、茶色などがあり、
複数の色が混ざって咲くハイビスカスもあります。






ハワイ州 最初の州花である
「ヒビスクス・コキオ」も観ることが出来ます。



種類も色も形も様々なものがある
ハイビスカスですが、
もちろん、花言葉にも色々あります。

赤色のハイビスカス・・・「常に新しい美」「勇敢」「新しい恋」
白色のハイビスカス・・・「艶美」「繊細な美」
桃色のハイビスカス・・・「華やか」
黄色のハイビスカス・・・「輝き」



また、ハワイではハイビスカスや
プルメリアの花が装飾品のレイや
髪飾りに用いられます。

髪にさすときには、
未婚者は右に、既婚者は左につけます。





メディタレニアンガーデン!

次に僕がやってきたのはこちらのエリア
「メディタレニアンガーデン」です!




っておいー!!




すっごい色合いの植物が看板のすぐ横にあって
なんだか恐いなぁ~なんて思っていると
看板を綺麗に写真に撮ることが出来ず苦戦…。






こんな感じの広場になっていました。
役立つ植物ばかりを集めたエリアみたいですね。





僕がその中でも一番気になったのは、
旧約聖書やギリシャ神話に
平和や勇気の象徴として登場する
「オリーブ」です。




人類がもっとも古くから利用した樹木の1つ。
また、オリーブは香川県の県木であり県花だそうです。







広場を抜けるといきなり
すごい光景が目に飛び込んできた。



なんかデカいのが倒れてるんだけど…。
一体何があったの!?





こちらに詳しく説明が書いてありました。
「アガヴェ・フェロクス」という植物だそうです。
名前が格好良すぎるような気がする。



こんなに短い根で、
大きな巨体を保っていたのかぁ。
新聞でも取り上げられ話題になったそうです。





デザートガーデン!

このエリアは主に
近畿圏の屋外で冬の寒さに耐え、
育てることの出来る
乾燥地帯の植物を集めている。



とっても面白かったです!
写真でお楽しみ下さい。











どれも個性的で面白いですね。
あなたのお気に入りは見つかりましたか?



サボテンのトゲは、
葉が変形したものと言われています。

他にも外敵から守るという意味もありますが、
冷却装置の役目を担っているそうです。

強い日差しを散乱させることで、
表面温度を下げています。

トゲを全部とってしまうと、
表面温度が10℃も上がってしまうそうです。






次回記事へと続く…

虫を食べる植物展 4