開催から日が経ってしまいましたが、今日11月20日木曜日は、

去る11月16日日曜日に開催された「第6回横浜国際女子マラソン2014

(横浜国際女子マラソンFINAL)」について触れたいと思います。


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去る11月16日日曜日、神奈川県横浜市中区山下町の産業貿易センター前を

スタートし、山下公園内にゴールする42.195kmのコースで、「第6回横浜国際

女子マラソン2014(横浜国際女子マラソンFINAL)」が行われました。


早速、上位10選手の結果を記すことにしましょう。


優勝:田中 智美(第一生命)・2時間26分57秒

2位:フィレス オンゴリ(ケニア)・2時間26分59秒

3位:岩出 玲亜(ノーリツ)・2時間27分21秒

4位:キャロライン ロティッチ(ケニア)・2時間27分32秒

5位:野尻 あずさ(ヒラツカ・リース)・2時間28分54秒

6位:ティキ ゲラナ(エチオピア)・2時間29分13秒

7位:アリーナ プロコペワ(ロシア)・2時間29分18秒

8位:オレーナ シュクルノ(ウクライナ)・2時間29分26秒

9位:藤田 真弓(十八銀行)・2時間34分13秒

10位:ジビレ バルシュナイテ(リトアニア)・2時間35分36秒


まさにラスト開催に相応しい面白いレースになりましたよね。

自分も、テレビ朝日系列での実況生中継を見てテレビ観戦したのですが、

日本勢で注目されていた野尻あずさ選手・田中智美選手・

岩出玲亜選手の3選手が、常に優勝争いに絡んでくれていたのは、

応援していてすごく嬉しかったですね。


そして、何と言っても山下公園のフィニッシュまで縺れ込んだ激しい優勝争い。

田中智美選手とフィレス オンゴリ選手の2人の壮絶なデッドヒートでしたが、

田中智美選手、まさに「あっぱれ!」の優勝でしたね。

自分もこれまでマラソンを観戦していて、日本人選手と外国人選手の

一騎打ちになった場合に、必ず外国人選手が優勝するというイメージが

強く心の中に残っていたのですが、今回は全く反対の結果で、

決着の瞬間は、観戦していた自分も本当に嬉しかったです。


暗い影が見え始めていた日本の女子マラソン界に、

明るい光が差し始めたことを物語るような本当に素晴らしいレースでした。


この大会は、来年2015年に中国・北京で開催される「第15回世界陸上

競技選手権北京大会」の代表選考会を兼ねていたわけですが、

レースの結果から、選考の対象として、田中智美選手・岩出玲亜選手・

野尻あずさ選手の3選手が、名乗りを挙げたことになります。

残す選考レースは、来年2015年1月25日日曜日の「第34回大阪国際

女子マラソン」、来年2015年3月8日日曜日の「第4回名古屋ウィメンズ

マラソン」の2大会で、各大会の日本人選手上位3名が選考の対象として

名乗りを挙げることになります。とにかく、優勝という2文字を勝ち取った上で、

名乗りを挙げてほしいですよね。


さて、1979年に始まり2008年まで30年間続いた「東京国際女子マラソン」の

意志を受け継ぐ形で2009年にスタートした「横浜国際女子マラソン」ですが、

皆さんもご存知の通り、この第6回大会を最後に終了となりました。

「東京マラソン」の新設に伴って財政面の問題から「東京国際女子マラソン」が

終了となり、「横浜国際女子マラソン」がスタートすることに伴って

「横浜国際女子駅伝」が終了となったわけで、自分も僅か6回で

「横浜国際女子マラソン」が終わるとは思ってもいませんでしたが、

やはりこれも財政面の問題が絡んでいるということで、

仕方がないのかもしれませんね。ただ、やはり終わってしまうと

本当に寂しいもので、もう横浜市内で大きな国際ロードレース大会が

開催されないともなると、残念でなりませんね・・・。


来年2015年からは埼玉県さいたま市内での開催となるようですが、

日本の女子マラソン界に再び明るい未来が訪れるような大会になるように、

期待したいものです。


改めて、田中智美選手、「第6回横浜国際女子マラソン」

優勝おめでとうございました。