毎年、このブログでは、この時期は「全国高校ラグビー大会・大阪府予選」について

触れさせていただいておりますが、もちろん大阪府以外でも、この時期は

全国各地で、暮れから正月にかけて開催の「全国高校ラグビー大会」に向けての

地方予選が行われています。


一昨日11月17日日曜日、近畿地方では、大阪府・京都府・滋賀県・奈良県・

和歌山県の2府3県で「第93回全国高校ラグビー大会」の地区予選決勝が

行われました。


その中で、自分の地元でもある京都府の予選は、決勝戦まで波乱続きでした。

これまで、伏見工業高校と京都成章高校の2校による京都府予選決勝が、

昨年2012年度の第92回大会まで9年連続で続いていましたが、

今年2013年度の第93回大会では、その2校が組み合わせ抽選で

同じブロックに入り、準決勝で対戦。今や京都府の高校の試合で

因縁の対決とも言われている「伏見工業vs京都成章」のですが、

準決勝で顔を合わせた今年2013年度の第93回大会は、

19対7で京都成章高校が伏見工業高校に勝ち、

10年連続の決勝進出を果たしました。


そして準決勝のもう1試合は、桂高校と洛北高校の間で決勝進出をかけての

闘いが繰り広げられ、8対3で桂高校が勝ち、初の決勝進出を果たしたのです。


一昨日11月17日日曜日に、京都市左京区の宝が池球技場で行われた

「第93回全国高校ラグビー大会・京都府予選」の決勝戦の対戦カードは、

「桂vs京都成章」という、京都市西京区勢同士の対戦となりました。

自分も、この対戦カードを見た時は、「あれ、なぜ伏見工業高校が?」と

思ったのですが、先程も触れましたように、組み合わせ抽選で同じブロックに入り、

準決勝で京都成章高校と対戦して敗れたことがわかって、「なるほど。」と納得。


自分は、「この対戦カードなら、これまでの経験と実績から、京都成章高校が

優勝するだろう。」と個人的に考えていたのですが、結果は意外なものでした。


実際、KBS京都テレビでの中継放送を見て試合を観戦したのですが、

キックオフ早々の55秒に桂高校がノーホイッスルトライで5対0と先制してから、

桂高校が終始京都成章高校を圧倒していたのには本当に驚きました。

やはり京都成章高校には焦りがあったように思えましたし、

そこを桂高校が上手く突いてチャンスを得て確実に得点に繋げたのは、

非常に素晴らしかったです。


最終的に26対5で桂高校が京都成章高校に勝ち、初優勝。

「花園」で行われる「全国高校ラグビー大会」への初出場を決めたわけです。

伏見工業高校・京都成章高校の2校以外のチームが京都府代表として

「全国高校ラグビー大会」に出場するのは、1994年度(平成6年度)の

第74回大会の花園高校以来、実に19年ぶりのこと。


今年2013年の春の「第14回全国高等学校選抜ラグビー

フットボール大会」には、実行委員会推薦枠で初出場し、

初めて全国の舞台を経験した桂高校ですが、

今回は、実力で勝ち取った全国の舞台への切符。

実力で勝ち取った「花園」という全国の舞台で、

どんなプレーを見せてくれるのか、大いに期待したいと思います。