土台上げ工法による沈下修正工事もいよいよ最終段階。後付けアンカーボルトの設置です。

 

元々設置してあったアンカーボルトは、ジャッキアップ前に解放しています(ナット外し、切断)。

 

アンカーボルトの延長ができない場合は、写真のように後付けアンカーボルトを設置します。

 

古い住宅の場合は、元々アンカーボルトが不足しているケースが多いのですが、規定+αの数量を取り付けます。

 

この後、床下清掃、外部清掃で完工となります。

 

土台上げ工法の工期は約2週間~4週間程度です。(施工範囲で多少変動します)

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土台上げ工法による沈下修正工事は土台をジャッキアップしてレベル調整します。

 

これによって、基礎立上りの位置は水平になりますが、床組み(大引、根太で床を受けている部分)全体は水平になっていません。

 

床全体を水平にするには、束を鋼製束に取り替えて、全体の高さ調整をします。

 

鋼製束に交換した写真です。

 

鋼製束の中央部を回して、長さを調整して、床レベルを水平にします。

 

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ほとんどの沈下修正工事の現場では、敷地の空地が狭く、機械掘削ができない為、人力掘削します。

掘削した土は土嚢袋に入れて仮置きします。


工事の規模が大きい現場では、土嚢袋の量がこんなに多くなります。


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土台上げによる不同沈下修正工事では、ジャッキアップ後は基礎と土台の間にジャッキアップ幅の隙間ができます。

 

これを無収縮モルタルで埋めます。これを現場ではモルタル充填と言います。

 

充填完了の写真です。

 

元々の基礎とモルタル充填した部分と微妙に違うのがわかります。特に最後に充填した床下換気口の下は、モルタルが乾いていない為、違いがはっきりわかります。

 

見た目の違いは、乾燥が進むと目立たなくなります。

 

実は、この無収縮モルタルの充填が土台上げ工法では最も重労働の施工です。

これが終われば、完工までもう一息です。

 

土台上げ工法による不同沈下修正工事は、いよいよジャッキアップです。

 

力を入れてないように見えますが、ここは床下の狭い空間です。

 

ジャッキ設置箇所も多く、床下を移動しながら、油圧ジャッキを操作する作業は重労働です。

 

写真で土台と基礎の間に隙間ができて、外の光が床下に入っています。この隙間が現在のジャッキアップ幅となります。

 

土台上げ工法でジャッキアップ前に行う重要なことは、アンカーボルトの解放です。

 

土台上げ工法は、土台を基礎から切り離して持ち上げて、土台(床)を水平に修正する沈下修正工事です。

 

土台と基礎は、通常アンカーボルトで緊結されていますから、これを解放しなければなりません。

 

これがアンカーボルトのナットを外した状態です。

この方向の土台はアンカーボルトに手が届くため、ナットを外して解放ができます。

ジャッキアップ後は、アンカーボルトを延長する特別な金具で再度緊結します。

 

しかし、これと直行方向の土台は根太があり、手が入らないためアンカーボルトは一時切断し、ジャッキアップ後に後付けアンカーボルトを取り付けます。

(根太レス工法の床組のアンカーボルトも同様です)

 

ここで問題になるのが、ホールダウン金物です。

ホールダウン金物は切断すると、地震時の耐力壁の浮き上がりに抵抗できない恐れがあるため、ホールダウン金物がある住宅は、基本的に土台上げ工法はお勧めしていません。

 

しかし、様々な理由で土台上げ工法が選択された時は、ホールダウン金物は切断せず、基礎を斫り金物を掘り出して、ジャッキアップ後に基礎断面を割り増しするなどの補強をした上で、ホールダウン金物を基礎コンクリートに埋める施工をします。

 

施工中の土台上げ工法は、ジャッキ設置中です。

 

土台上げ工法で使うジャッキは爪ジャッキ。

爪のように出たジャッキが上下に開いて土台を上げていきます。

 

まずは、土台と基礎の間に爪を差し入れる隙間を作ります。

 

ジャッキを設置する場所の、土台の下、基礎の上端を斫ります。

レベルモルタルの部分と基礎躯体の上端1~2cm、幅20~30cm程度の斫りです。

 

 

この斫った場所に爪ジャッキを設置します。

 

 

赤いフレームの上の黒い鉄板が上に上がる爪です。

 

全ての設置が終われば、いよいよジャッキアップとなります。

 

7月安全祈願

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今日から7月。一日恒例の安全祈願は、夏越の大祓で昨日参拝した富岡八幡宮のお隣、深川不動堂に参拝しました。

一日はご縁日特別大護摩供で、久しぶりに不動和讚をお唱えしました。



しばらく工事中だった本堂もきれいになっています。



良い安全祈願参拝ができました。

今月も安全作業で、宜しくお願いします。