習慣化コンサルタントの古川です。
成長するためには、
安全領域(コンフォートゾーン)から抜けて、
リスク領域(ストレッチゾーン)に出る必要があります。
しかし、最高の潜在能力を
発揮して急成長する人は、
危険領域(パニックゾーン)に自らを置く。
先日、無印良品で社長をされた
松井仲三氏の講演会で次のように話をされていました。
無印は海外展開を促進して、
現在では半分近くが海外売り上げです。
どうやって海外人材を育てたのか?
それは日本のエース級のパフォーマンスを出す人を
移動させる。
その人は大抵英語が全くできないが、研修などせずに
いきなり駐在させる。
一年もすれば、業務に必要な英語はみについている。
だから泳げなくても水に落とす
という趣旨の話をされていました。
もちろん、泳いで行けるだけの精神的な力と
潜在能力があるハイパフォーマーを選んでいるわけですが、
英語が全くできない段階でロンドンの店舗立ち上げをいきなり
任されるのはパニックゾーンですね。
でもこんなとき、私たちは最高の成長を遂げることができます。
私たちはパニックゾーンを経験してきたと思います。
おそらく、
保育園や幼稚園にあづけられるとき、
初めて水泳教室に通うとき、
就職活動をするとき、
そして、何より
社会人になって1年目。
このときは、スキルも経験も何もないところで
泳げないのに水に落とされるような経験を誰しも
してきたと思います。
自分の成長と進化の次元を高めるには、
パニックゾーンは5年に1度ぐらいは必要ではないでしょうか?
私も自分なりに10年で、
5回ぐらいはパニックゾーンを経験しました。
・いきなりコーチとして独立して貯金が底をついた時
・全くの未経験29歳で研修講師デビューした時
・本を出すことを決めてプロジェクトをスタートした時
・事業を習慣化に特化するために「既存売り上げを断ち切った」時
・未経験の法人コンサルティングに進出した時、
など。。。。
もっと大変なことをされている人は
いると思いますが、
それぞれの時期の自分のレベルからすれば、パニックゾーンでした。
その分、乗り切った後の一皮むけた感はひとしお。
生きているという感覚。
進化の手応え。
でも、人間安全領域が大好きですよね。
ずっとパニックゾーンだとしんどいので、
メリハリは必要ですが、
もし、会社や周りからチャンスがやってきたら
それがパニックゾーンの話なら、
そして、ワクワクするなら、
ぜひ、「yes」と言う。
どうやって乗り切るかは後で考えましょう。
絶対にできないことは、そもそも依頼が来ないはずですし、
世界中の知恵とスキルを使ってできないことはないので、
あとはやり方を考えて、自分を成長させるだけだと思います。
私も今年また、パニックゾーンに入っていきます!!