ひどい学校。
この安藤伸二・同小教頭の言い分からして、明らかに学校の嘘が見える。
「学校として考え得る限りの指導、対策をしている。児童に精神的苦痛を与えたと
いう判決は残念だ」という発言。
記事だから、前後関係の談話は省略されている可能性あるが、それにしても、裁
判所は学校側が嘘をついている、教頭が嘘を誘導していると断罪しているのに、そこ
をスルーして何を話している。
嘘でないものを、嘘と言われれば、ましやそれが裁判で、有罪、無罪の分かれ目で
あれば、そこについて反論するはず。
そこに反論できない、していないことは100%嘘をついていたということである。
学校は嘘をつくことを、身をもって教えるひどさ、そして、恐らく担当教師らも沈黙
している組織の腐敗。
学校は一度、組織論から見直すべきである。
ここまでして、保身をしなければならない組織と言うのは、個人会社ならいざ知らず
普通はありえない。
このようなことを、裁判で断罪していっても、腐った組織はどんどん腐った教師、管
理者しか生み出さない。
腐る根は組織の評価制度にあるのだろう。
----------以下、読売新聞引用要約
「学校側がウソの主張」体操事故で責任認定
運動会で行う組み体操の練習でけがをした名古屋市の市立柳小学校6年生の
男子児童(当時)が、同市に約190万円の支払いを求めた訴訟の判決があった。
裁判長は、学校側の責任を認め、「学校側が、保身のため虚偽の主張をして、
児童に精神的な苦痛を与えた」と述べ、計約110万円の支払いを命じた。
学校の運動場で、「4段ピラミッド」と呼ばれる組み体操の練習をしていて、高さ
約2メートルの最上段から落下。左腕を骨折。児童は「下段が不安定だった」
と訴えたが、学校側は「突然、跳躍した。事故は予見できなかった。過失はない」
などと反論した。
判決は、学校側が報告書に「3段」と虚偽の記載をしていることや、教頭が別の
児童の回答を誘導したことなどを認定。「学校の責任を軽くするように工作してい
ることがうかがわれる。教諭の証言は信用できない」と判断した。
安藤伸二・同小教頭の話「学校として考え得る限りの指導、対策をしている。児童
に精神的苦痛を与えたという判決は残念だ」