自己紹介書(自己PRの書き方) | 選考の結果、貴殿の採用を内定いたしましたので、此処にご通知申し上げます。

選考の結果、貴殿の採用を内定いたしましたので、此処にご通知申し上げます。

就活のコツ伝授 氷河期だろうとなんだろうと仕事はあるし、内定もとれる。就職活動を勘違いしていなければ。

◆ 自己PR
課外活動に加え、自己PRもエントリーシートや面接で頻繁に聞かれる項目ですので念入りに準備が必要です。
自己PRは「課外活動」のところで説明したPDCAの構成で文章を書くことを意識します。
また、ここで重要となるのが仕事に役立つ能力です。

あなたが何か課題に取り組むときに大切にしていることは何でしょうか。
試験勉強、アルバイト、サークル、人からの頼まれごとなどなんでも構いません。
自分の中にある、誰かに何か言われても、これは譲れない、こうでないと気が済まない、といった意地があるものを探してください。それが自己PRのコアになります。


◆ 仕事に役立つ能力をヒントにする
簡単に見つからない場合、仕事に役立つ能力から自分に当てはまる、自分に近いと感じるものを見つけましょう。

① 与えられたことに対し、責任感を持って取り組める
② 自分がやるべきことを高い完成度で達成することができる
③ やらなければならない仕事にやりがいを見出せる
④ 頼まれたことに対し、相手を満足させる結果を出せる
⑤ 相手の期待に応えるだけでなく、期待を超えるように工夫する努力ができる
⑥ 相手がして欲しいことを察することができる
⑦ 人にわかりやすく、魅力的に物事を教えることができる
⑧ 自分の苦手なことに対しても積極的に挑戦できる
⑨ 嫌なことを頼まれたときも明るく引き受けることができる
⑩ 自分の失敗を受け入れて、失敗から次はどうすればよいか学べる
⑪ 気分が暗いときも明るく人に接することができる
⑫ やるべきことがたくさんあっても逃げ出さずにこなしていける
⑬ 混乱している状況においても冷静な判断をすることができる
⑭ 一緒に働く人とコミュニケーションをとりながら効率良く物事を進められる
⑮ ストレスとうまく付き合える
⑯ 資格などビジネスに役に立つ知識がある

見つけた自分の能力を、自分の言葉で言い換えます。例えば、
・自分がやるべきことを高い完成度で達成することができる
・やらなければならない仕事にやりがいを見出せる
などが当てはまると感じた場合、
「私は自らに課題を課し、その達成のためにあきらめずに努力することができます。」

また、
・やらなければならない仕事にやりがいを見出せる
・やるべきことがたくさんあっても逃げ出さずにこなしていける
などが当てはまる場合、
「どのような問題に対しても果敢に取り組む人間であるというのが私の強みだと考えています。」
というように自分らしさに近づけた形で言い換えるのです。

そして、それを実証できる体験談を出来るだけ簡潔にPDCAサイクルの構成(自己紹介書(勉強内容と課外活動の書き方)で説明しました)で書きます。
最後にはフィードバックをするのではなく、これから自分の能力をどうやって仕事に活かしていきたいかを書いて締めくくります。


参考のためにある人の自己PRの例を以下に載せます。

私は「努力することで、多くの人から信頼を得ることのできる人間」です。私は学部生活の4年間、定期試験の過去問の模範解答を全科目で作りました。事前に数年分の問題を手に入れ、自分のペースで解いていきました。苦手な科目や授業内容だけでは理解しにくい問題に対しては、図書館の参考書を数多く活用する、積極的に先生に質問しに行く、という方法で解決し、わからないままにしないように努力しました。全ての解答は納得いく内容にまで完成させ、丁寧に紙に書いてまとめておいたので、気がつけば多くの同級生から試験のたびに参考にしたいと頼まれるようになりました。このことをきっかけに、私は勉強に関する相談や質問を受けるようになり、多くの同級生に信頼されながら、幅広い交流を持つことができました。この体験から私は、自分の努力する力と、それが多くの人からの信頼に繋がることへの自信を得ています。