輪廻転生 その3
今回は輪廻転生のまとめとして、前述の疑問に対する答えを出して行きたいと思います。
しかしこれからお話する答えは、考えだけで出せる答えでは無く、またそう感じるからと言う程度のものでもありません。
それは日々、御霊達を観察する事と、セッションする事で判り得る答えなのです。
また「輪廻転生」に関するこの部分は、人々にとって一番不明確に思える部分でもあります。
もちろん現時点で、この分野を科学的に証明する方法などは在りません。
したがって今までに、この輪廻転生を論ずる時は、人々の想像の域を脱しなかった事と、論説や話などを見聞きした内容に、尾ひれがついて引き継がれて行くと言う事で収まっていました。
つまり「その1」で記述した①~⑤の疑問が払拭できずにいたのも、うなずける話なのです。
では、①~⑤の疑問と答えをもう一度具体的に書く事に致します。
① 仮に、同一の御霊が輪廻転生をするとした場合、我々は何故ハッキリと過去何十年も生きた証としての記憶を持っていないのでしょうか?
Ans:先に答えを言ってしまえば、同一の御霊が輪廻転生する事はありません。したがって過去に何十年も生きた記憶など、誰も持っていないのです。
仮に覚醒中に過去を見たり、過去の記憶を持っていると言う人が居るとしても、それはあるとき憑依して来た御霊の情報であったり、自身が憑依されて見させられた憑依御霊の記憶だったりするのです。
また覚醒中に、潜在意識の中にある記憶の引き出しから出て来る内容である事もあります。
これは幼い頃に見聞きした事が、潜在意識の中に残り、大人になった頃にはすっかり忘れていた記憶が引き出されると言った事象があります。
そして何より同一御霊が輪廻転生するのであれば、過去に生きたとされる膨大な記憶が、今生においても詳細に引き継がれていなければなりません。
それが生まれて来るときに、過去の記憶は消されて生まれて来る、などと言う話をする方がいますが、その論理はあまりにも根拠の無い懐疑的な論説です。
仮に過去の記憶を持っていると称する人に、その時の人生を事細かに聞くと、あまりにも一部分の記憶でしか無い事に気づかされます。
今生のあなたの過去を振り返ってみても、その人生記録は相当膨大な量であるはずなのです。
② 仮に、輪廻転生をしないとすると、退行催眠により過去の記憶として語られてる現象をどう説明するのでしょうか?
Ans:この答えは①の答えとダブル部分がああります。
人は夜な夜な夢を見ますが、大別すると3つの夢の世界があります。
1つ目は、憑依霊により見させられる世界。
2つ目は、自身が幽体離脱をして見て来る世界。
3つ目は、潜在意識の中に埋もれている今生の記憶から引き出されて見る世界。しかしこれは憑依霊がトリガーとなる場合もあります。
もともと夢は霊的な現象であって、レム睡眠・ノンレム睡眠と言った脳の動きは肉体である脳が後付で反応している事なのです。
さて、夢について少々記述を致しましたが、退行催眠により引き出された過去の記憶は、上記のように憑依霊により見させられた憑依霊の記憶であったり、自身の幽体離脱によって見て来た五次元側の記憶や潜在意識の中の記憶である事は否めません。
したがって退行催眠による、同一御霊の過去世の記憶と言う事はありえません。
③ 仮に、生まれて来るすべての人は、新しい御霊を持って生まれて来るとするなら、やはり退行催眠により過去の記憶として語られてる現象をどう説明するのか?
Ans:退行催眠については、②で解答済みですので、新しい御霊、即ち「新生御霊」についてお話を致します。
まず人が生まれて来る時ですが、こえは精子と卵子が結ばれた時に御霊入りすると言うのは誤りであります。
何故なら少なくとも、御霊受けができるだけの肉体になっていなければ、御霊入りはおろか御霊維持すらできないからです。
しかも中絶や、母体の何らかの理由により、生まれてこない状況もありますので、御霊入りするのは比較的生まれる間際になります。
その辺りは、守護霊達が見ていて状況判断をされます。
御霊にも、霊性の高い低いは別にして、男性御霊・女性御霊が存在します。
これは私が生まれて来る時の記憶を持っている事と、日々御霊達を観察する事で判る事ですが、新生御霊は女性の本守護霊となる者から生まれ、副守護霊達と併せて2人~3人の守護霊に促されて、新生児となる肉体に御霊入りをさせます。
ですが新生児の肉体は自由が利かない事や、御霊も幽体離脱をしやすい事から、3歳~4歳になる頃まで、守護霊達もそばに居て必死で見守っていてくれます。
④ 仮に、霊魂や死後の世界など無く、それらは空想の絵面事とするのなら、何故多くの臨死体験者が同じ方向性で語るのでしょうか?
Ans:今では救命救急医療も進み、死の淵から生還する人も増えて来ています。
ですが、その多くの人達が語る言葉は、みんな同じ方向性で語られます。
例えば下記のような出来事が多いのです。
・倒れて意識を失った後、暗いトンネルのような所の奥に小さな明かりが見えて、それを脱けるとパーッと目の前が明るくなり、本当に綺麗な世界が広がっていた。しかもそれと共に何とも言えない心地よさが得られました。
・倒れて意識を失った後、下を見ると自分がベットの上に寝ていて、周りに医者・看護婦・家族の姿があり、泣いている様子が見えた。どうやらもう1人の自分が、病室で自分の姿を見下ろしていたようでした。
・倒れて意識を失った後、真っ暗な中に明かりが見えたのですが、その明かりがどんどん大きくなり、気付くと綺麗なお花畑でした。そこに湖か川のような流れがあり、向こうで手招きして呼んでる人が居たので行こうとすると、水辺が深くなり私は渡れませんでした。
さて、上記の話は臨死体験の中でも、もっと多く見られるパターンで、かなり掻い摘んで記述いたしましたが、いずれも名前を出せば皆さんご存じの有名な方々の話でもあります。
また、かなり文章を省きましたが、ストーリーは汲み取って頂けてると思います。
では、多くの臨死体験に共通している事を挙げてみましょう。
1:トンネルなどの暗闇
2:花畑など、明るい光の世界を見る
3:安らぎに満ちた心を体験する
4:上空から自分の姿を見ている
上記の内4番は、過去のブログで書いた「死とは・・・・・。」
http://ameblo.jp/syugonooka/entry-10992047966.html に一致します。
また1番の「トンネルなどの暗闇」は、御霊の通り道であるワームホールの中を通り抜けている状態です。
そして2番は五次元側の世界で、3番は肉体(物質)を脱した、悟りの境地に近い状態を意味しています。
このように臨死体験者が語る事は、科学的実証こそできませんが、すべて物質を脱した世界の話で、デタラメや空想の世界の話ではありません。
ですが、これを科学的に実証しようとすると、「人の脳は極限状態になると、幻覚症状を起こすプログラムがDNAに組み込まれている為・・・。」とか「エンドルフィンの分泌により、肉体や、精神の苦痛を和らげ・・・。」などと言うような事になりますが、これは肉体が肉体的苦痛を和らげる為に引き起こす後付け的な反応であり、それを以て「人の死」のすべてを語る事はまったくのナンセンスなのです。
例え死にかけていても、御霊維持の可能な肉体であれば、呼べば必ず御霊は戻って来ます。
何度も言いますが、肉体側で御霊維持のできなくなった状態が死なのです。
ただ、ここでも1つ知っておきたい事は、臨死の状態にある時は、憑依性の覚醒もありますので、その事を忘れていてはなりません。
⑤ 仮に、霊能力者として高次とのセッションをしているとするのであれば、何故「輪廻転生」について上記の矛盾を解決した真実が語られ無いのでしょうか?
Ans:御霊達とセッションするには、まず大前提となる事があります。
それは何一つ疑う事無く、御霊達の存在を心底信じているかどうかです。
彼らは普段、その存在を隠して空間に浮遊していますが、私のように霊眼を持つ者の前では、隠れる必要もありません。
いえ、隠れたとしても空間に影が見えてしまいますので、隠れる事自体が無意味なのです。
彼らは言うまでも無く、霊性の高い者もいれば低い者もいます。
ですがセッションを始めると、誰しもスーット側までやって来て、御霊核を発光させます。
特に問う理由の無い場合、主には生前の時の顔や姿、或いは係わりのあった人達の顔を見せて貰うのですが、中には死んで朽ち果てる時の様子を見せる者も少なくはありません。
そのような様子を見せる者達は、どちらかと言うと霊性は低く、迷いや言いたい事があってやってくる者達です。
ですからそのような御霊は、浄化して上げなければいけません。
心が通じ合って、思いを解放して上げられれば浄化ができますが、多くの御霊達はしがらみも多い為、時間の係る場合があります。
一方、高次の御霊達とのセッションは、実に心地よいものです。
慈愛や温もり、或いは理路整然とした回答を貰う事ができます。
そして同一御霊による輪廻転生は無く、人の御霊は本守護霊から御霊分けをして貰った新生御霊である事が判ります。
ただ、肉体において親から受け継ぐDNAと同じように、本守護霊の因子を新生御霊にも受け継ぐ事は有りなのです。
したがって、本守護霊の何か因子を、新生御霊の言わば引き出しの中に、因子として受け継ぐ事があるのです。
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まとめ
もう何度も言ってますが、人の御霊はすべて新生御霊であり、輪廻転生する事はありません。
したがって退行催眠などで過去世とされるものは、憑依霊達の過去であったり、深層意識に潜む現世の忘れ去られた経験や記憶であって、けして同一御霊の輪廻転生ではありません。
人は生まれてから死ぬまでの間に、相当量の情報を浮遊霊達から憑依伝達されています。
人によっては、毎晩代わる代わる御霊達に憑依され、それは夢として人々に記憶されて行きます。
催眠療法は、一種、肉体の覚醒状態を築き、その為療法中であっても憑依された情報を引き出したり、過去の憑依情報を語ってしまう事が多分にあるのです。
ですので術者も受験者も、その事を無視してはいけないのです。
前述でも述べましたが、ブライアン・ワイス博士や多くの退行催眠術者が陥りがちな、ソウルメイト現象ですが、これは全く見ず知らずのA患者とB患者が、過去に近しいソウルメイトであったと言う結論付けは、まさしく術者が陥りがちな誤ちであって、術者の所に居る浮遊霊の憑依情報である事を無視して結論付けしては行けないのです。
ですが退行催眠の良い所は、原因となった因子を突き止め、それを患者が認知して自己解決できると言う点で、かなりの成果を上げる事ができます。
また因子を突き止める事で、憑依霊達の情報から切り離す事ができる点は、優れた療法であると思います。
