猛暑が続く中皆様いかがお過ごしでしょうか。

暑くて溶けそうなシステムプリズマ開発です。



ネタが無いので古いネタでお茶を濁します。

今回はクラシックダンジョンのボツアイデアです。




その1

3人パーティー制


ダンジョンに連れていくメンバー3人を選びその内1人を操作。
残りの2人は後ろからオプションの様に追従するというもの。
画面も賑やかになるし戦術性も高そうではありましたが、地形に引っ掛かる等ストレスになる要素が大きく不採用に。



その2
空腹の概念


ダンジョン内では時間の経過とともにおなかが減っていくという要素も検討されました。

敵を倒すと武器防具以外に「食糧」というアイテムを落とし、それを取ると空腹が満たされるという寸法です。
これについてはヒヨッキーのデザインに面影が残っています。
ヒヨッキーの足が1本しかないのは倒した瞬間フライドチキンになる予定だった為です。
しかし企画段階でシステムを整理するにつれ、この要素は排除されてしまいました。



その3
重量制限


装備やアイテムごとに重量が設定されており、一定以上の重量になると重くて身動きが取れなくなるという要素。
強力な装備は攻撃力や防御力は高いがその分重く、機動力が犠牲になる・・・等。
主にランダムダンジョンでの取捨選択の葛藤の要素となりうるものでしたがゲーム性がアクション寄りになるに従い相容れない要素となりました。
(戦闘中に道具ウインドウを開くのはテンポを犠牲にする)


そう、企画当初は今の様に走ったりジャンプしたりするアクション性の高いゲームでは無く、ローグ系に近い仕様も検討されていたのです。
割と初期に「作りたいのはローグじゃないよね」的に排除されましたが。




この様にこっちを立てればあっちが立たずと言ったようなことは日常茶飯事ですが、
これもまた楽しくもあり辛くもあるゲームづくりの醍醐味でもあります。


ちょうど今作っているゲームも、システムの取捨選択を迫られています。
せっかく作ってみても、面白くなかったりバランスを取りきれなそうならバッサリ無くします。


少しもったいないですね。



ではまた。