当時はメーカー系の会社と契約を交わし、そこの社員と一緒に作業に従事しました。
そのメーカー系の社員というのが大阪から出張に来ている2人組で、私を含めて3人の小さなチームでした。
チーム自体は小さいのですが、メーカーの社員が全部で100名位は来ていました。
ある日、30代後半のメーカー社員の人が30代前半の同じくメーカー社員にこっ酷く怒られている現場を目撃しました。
今では当たり前っちゃあ当たり前ですが、その時の私は年功序列がしっかりと身に着いている体育会系出身だったので、凄いものを見てしまったように思いました。
すると、それを見ていた同じチームの1人が
「今怒られている人は昔バリバリ頭を張ってやってた人やねんけど、後半は失速してもうた~!!」
と言っていました。
あまりの変わりようにビックリしてしまったようですが、私もゆく末はこの人と同じ経路を辿りました。
私も20代、30代の時は仕事にも自信満々でした。
向かうところ敵なし状態で仕事をしてきました。
でも、ある時凄く優秀な若者が次から次へと出てくるんですね。
それは、ソフトやハードがどんどんと発展をして行き、アナログ世代で育ってきたわれわれと、デジタル世代で育ってきた若者では理解スピードが全然違いました。
こっちはどんどんと衰えていく一方なのに対して、若い人たちはどんどんと知識を吸収していきます。
鼻から勝負にならない時が必ず訪れます。
そのようなのが相手でフリーエンジニアとしての仕事を取り合う時、すべて完敗して仕事が減り出すのもこの時期ですね。
20代、30代で漠然とフリーエンジニアを続けているのであれば、思い切って正社員に鞍替えをした方が私はいいと思います。
40になってからでは転職さえ難しくなってきますよ。
仕事の心配をしながら仕事をするよりも、会社が用意してくれる仕事に全力投球した方がいいと私は後になってからそう思いました。
⇒エンジニアが失敗しない転職をするためには?
