選手紹介~その2~ ロナルド・デ・アシス・モレイナ | 怒涛のチェイシング

選手紹介~その2~ ロナルド・デ・アシス・モレイナ

”ロナルディーニョ・ガウショ”

バルサに久しぶりにやってきた“ボールのアーティスト”、それがロナルディーニョ。ロマリオ、ロナルド、リバルドに続いて再び名前の頭文字に“R”が付く選手、それがロナルディーニョ。バルサにとって“R”のブラジル選手は“ボールのアーティスト”と同義語だ。
1980年3月21日生まれのロナルド・デ・アシス・モレイナ。彼のことを誰もロナルドとは呼ばないし、デ・アシスとも呼ばないし、まして苗字のモレイナとは呼ばない。ロナルディーニョ・ガウショ、それが彼のフットボール界における名前だ。
 7歳でポルトアレグレのフットボール学校に入学したロナウジーニョはその才覚をじょじょに見せ始め、エジプトでおこなわれたアンダー17の世界大会ではブラジル代表選手として参加し得点王に輝き、しかもブラジル代表をカンピオンにしている。そしていよいよ1998年、グレミオでの一部選手として活躍するチャンスが訪れてくる。グレミオでスタメン選手として活躍し、2001年にスキャンダラスな形でPSGに引き抜かれることになるロナルディーニョは、移籍してからもすぐにPSGの試合に出場できたわけではない。移籍の際の違約金をめぐりグレミオとPSG間で問題が生じ、最終的にFIFAが介入してきて解決をはかることになる。シーズン途中からようやくPSGの正式な選手としてグランドに登場してきたロナルディーニョ、彼は2年間のシーズンをこのクラブで過ごすことになるが合計42試合に出場し14ゴールを決めるに留まった。
その後、バルサに移籍してからの活躍は今更語るまでもないだろう。2004年と2005年に二年連続のFIFA最優秀選手と2005年にバロンドールを獲得して名実ともにロナルディーニョは世界最高の選手となった。