スーパーでのアルバイト中。

「棚卸しだから在庫数えておいて~。」

と言われ、売り場(青果)の商品の個数を数える事に。

パイナップルや、バナナなど、大きくて個数の少ない物はいい。

しかし、最悪なのがキウイフルーツ。

個体が小さい上に、あまり売れ筋商品でもないため、個数は裕に100、200を越える。

そのキウイフルーツを数えていたとき、悲劇が起きた。

俺の近くに忍び寄る、小さい影。

そして聞こえたあの歌声。

「ポ~ニョポ~ニョポニョ…♪」

うぁ~~~~!!

一切耳から離れない!!

…あれ!?キウイなん個だっけ!?

「ポ~ニョポ~ニョポニョ…♪」

102、103…。

「ポ~ニョポ~ニョポニョ…♪」

だから~~~!!!

未だに頭の中ではポニョがぐるぐるしています。

少年よ。

君は自分の犯した罪の重さを知っているのかい?