123、新型インフル対策で実験=地下鉄車両使い-国交省研究所

                                   2008年12月23日 11:03



   新型インフル対策で実験=地下鉄車両使い-国交省研究所

              12月22日10時45分配信 時事通信

 国土交通政策研究所は22日、新型インフルエンザ流行時に鉄道がどの程度の輸送力を保てるかなどを調べる実験を、実際の地下鉄車両を使い東京都足立区にある東京地下鉄の車両基地で実施した。
 国内の社会機能維持のため、政府はインフルエンザ流行時にも鉄道輸送能力は保ちたいと考えている。ただ、流行時に都市部のラッシュの通勤電車が感染の温床となる可能性があるため、場合によっては医療関係者や電気、ガスといったインフラ関係者などを「社会機能維持者」に定め、それ以外の人の電車利用を極力制限することを検討している。


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<雑記帳>新型インフル…鉄道はどれだけの乗客運べるか
12月22日20時48分配信 毎日新聞

 新型インフルエンザが流行した場合、感染リスクの低い乗車方法で、鉄道はどれだけの乗客を運べるか--。国土交通政策研究所は22日、東京都足立区の東京地下鉄車両基地で車両を使った実験をした。

 国のガイドライン案では、感染の原因となるせきやくしゃみによる唾液(だえき)の飛沫(ひまつ)は、1~2メートルで落下するとされる。他の乗客からこの距離だけ離れれば、理論上はリスクが低下することになるという。

 実験にはマスク姿の職員20人が参加。長さ1メートルのひもで間隔を計りながら座席やつり革に配置し、乗車人数を確認した。整然とした乗車が必須で「日ごろのマナー違反は命取り」の声も。【窪田弘由記】