筋膜は筋肉を包んでいるだけでなく、
骨、血管、臓器など、あらゆるものを包んでいます。
そしてそれらはつながり合って、
全身を覆っています。
そして、コラーゲンとエラスチンという
2種類の線維から成り立っています。
コラーゲンは伸縮性がなく引っぱり強度があり、
エラスチンは伸縮性があります。
ストレッチパンツに例えると、コットンがコラーゲンで、
ポリウレタンがエラスチンにあたります。
ところが、コラーゲンは変化します。
張力が持続すると伸長し、張力が働かないと縮んで硬くなる、
という特徴があります。
さらに、粘着性が変化することがあり、
筋膜同士の滑走が悪くなったり、
糖化という現象によりコラーゲンとエラスチンが絡み合って、
伸張性が落ちることがあります。
こうなると、動作が制限されたり、
動きにともなって痛みが生じたり、
姿勢も変化したりします。
つまり、筋肉をもみほぐしても、骨格を矯正しても、
筋膜に問題があれば、一時的な変化しか起こらなとういことです。
こうならないためには、週末だけの運動ではなく、
日常的に「からだの隅々まで大きく動く」ことが必要です