金曜日の夜...新宿コマで行われた「新宿ルネッサンス フォークロックフェス」を聴きに行きました。旦那と一緒です。詳しくは旦那が書くと思うのでこっちは簡単に紹介します。
 
 まず旦那と新宿で待ち合わせました。「西口の小田急改札で待ってるから」って言ってたのに、新宿に着いてから旦那に電話すると...自分が紀伊国屋書店にいるからって急に「待ち合わせ場所変更...アルタ前にする」って言いやがる。でもわたしは初めの約束通りに改札を出ちゃっていたから大変です。
 
 「南口じゃだめじゃないか」「じゃ馬券所の方に歩け」「階段があるだろ?」「しょうがねえなあ」って電話で勝手なことばかり言うの。もう頭来ちゃってちょっとした喧嘩です。急いできたのでちょっとトイレに行きたくなってたのに、やっと会えたと思ったら「トイレ行かせて」って言う間もなくゴールデン街に行こう!とか言うんですよ。
 
 それからゴールデン街のなかをさんざ連れ回して写真撮った挙げ句、「え、おしっこしたいの? ったくしょうがねえなあ」って歌舞伎町の中を彷徨います。「え、もう我慢できましぇん」「何言ってるんだ? 我慢しろ!」だって、やっばいなあ。漏れそうです(笑)。
 
 しばらくして旦那が、今回の会場であるコマ前のゲームセンターの中のトイレを見つけてくれて...ようやく放出です(笑)。危なかったです。
 
 会場の新宿コマ前には、おじいちゃんやおばあちゃんたちがいっぱいです。もしかしたら違う日なのかな? って思ったら、この日に間違いありません。大変!!! 会場には団塊の世代か、わたしたちと同じ年代の人たちが来てるはずです。若い人がいるわけがないんです。だから、わたしたちも他の人たちから見れば、こんな風に「おじいちゃんとおばあちゃん」に見えるのかな? いや、きっとそうです。はあ...がっかりです。

 今回は、「新宿ルネッサンス フォークロックフェス」というイベントで、金曜から日曜日まで3日間、70年代のフォークロックで活躍した方々が登場します。わたしたちは初日のみを聴きました。出演は伊勢正三さん、泉谷しげるさん、井上堯之さん、センチメンタルシティロマンスさんたち、尾崎亜美さんと旦那の小原礼さん、ガロの大野真澄さん、そして新人の方...唄人羽さんたちです。唄人羽は“うたいびとはね”と読みます。わたしと同じ福岡出身の若い人たちです。この子たちは若くてきれいな顔をしていて...ちょっといいんですが(笑)、黄色い声をはりあげるだけで“うるさい”だけなんです。昔の曲と新しい人たちの曲を比較すると...やはり違いますね。わたしは嫌いです。やはりおばさんです(笑)。
 
 コンサートの内容はよかったですよ。なかでも伊勢正三さんにはちょっとした思い入れがあります。伊勢正三さんと言えば、“風”で...「22才の別れ」じゃないですか? 私が若い頃には風の「海風」ってアルバムを買って、今でも大切にしまってあります。わたしは表題曲の「海風」が大好きなんですよ。それで、偶然にも今回は「海風」をやってくれたんですよ。もちろん現代風にアレンジしていましたが、凄くよかったです。旦那は「好きじゃない」って言ってました(笑)。「22才の別れ」も最後にやってくれました。凄く嬉しかったです。泣いちゃったです。
 
 旦那はトップバッターの大野真澄さんの「学生街の喫茶店」を聴いて泣いていました。凄く良かったですよ。旦那は大野さんだけでなく、井上堯之さんの曲でも泣いていました。ショーケンの「傷だらけの天使」の最終回で流れていた曲だそうです。「なんて曲?」って聞いたら「アルバム ウォーターマインドのなかの...うーん、忘れた」ですって(笑)。
 
 しかし...歌がこんなにも“感動できる”ものだとは今まで気づきませんでした。馬鹿みたいだと思われるでしょうが、思い出したら...今でも身体がふるえます。涙が出てきちゃいます。本当に感動しました。
 
 あ、泉谷さんは相変わらず...凄いです。「ホリエモンの歌」が面白かったです(笑)。最後にみなさんがステージに登場し、泉谷さんの「眠れない夜」と伊勢さんの「なごり雪」を歌いました。あ、いけない。涙がまた...。