7月23日 テーマ:振付を自分のものにすること、そして音楽
○リズム
久しぶりにリズム訓練を行う。
最初のころ(2か月前)と比べて、だいぶ感覚がさえてきたように思う。
反応も速くなってきた。今度はリズムのグルーブ感を味わい、
考えて反応するのではなく、感覚的に反応できるようにまでなりたい。
○振付
いくつかの振付を渡す。とても単純なもの
1.ジャンプをする
2.ストップモーション
3.どこか身体の一部が溶ける
4.溶けた部分のみ動き、そこに先導されるように動きを大きくしていく
5.後向きで止まる
6.後からなにか嫌なものがせまってくる
7.それを振り払う
8.頭をなげる
9.死ぬ
このとても単純で、指定の少ない振付を自分の解釈で踊る。
だるま屋さんが音源をもってきてくださったので、
そのうちの1曲をかけてみる。
自分の解釈、なぜ踊るのかというエモーションを自分で責任を持つ。
その中で、自分が映える動き、自分の魅力が伝わるシーンづくり。
それができるようになるための練習。
2回づつやり、2回目はみんなとても面白かった。
○シーン
各自のシーンに音源を合わせてみる。
そしてさらなるクリエイションと、音楽への要望を伝える。
7月14、16、21日 テーマ:エゴのない身体、無駄のない動き
○動き
床にあおむけになり、「手」や「足」だけを動かすイメージで裏返し(腹這い)になる。
その際、首や腰、肩をなるべく床に落としておいて、稼働範囲ぎりぎりまで、
付いてこないようにする。
身体のパーツがそれぞれの稼働範囲を十分に生かし動くための予備運動。
まだ、勝手に意識なく動いてしまったり、ついてきてしまう身体のパーツを
バラバラに意識できるようにするためのもの。
2人組みになって、ある身体の一部を触ってもらう。そこからその方向性、強さを
伝達させて動きにつなげていく。
また、それを床でやる。
無駄な動き、無意識な動きを発見したら、それを排除していく。
○シーン
各ダンサーの捧げる動きをつくっていく。
モチーフになるもの、ストーリー、その感情、身体感覚など、
各ダンサーと話をしながら広げていく。また収縮していく。
7月9日 テーマ:もっとも強い表現を探す。
ウォーミングアップを兼ねて、コンタクトインプロの練習をする。
ロック&スネーク
みんなコンタクトインプロを多少やったことがあるようで、
スムーズに進む。
○シーン
今日から、実際にシーンのクリエイションを始める。
テーマは、「一番大切に思った事のある人へ捧げるもの」
各自そのキーワードを探す。
今回の作品、みだれ髪。
言わずと知れた、与謝野晶子のみだれ髪からインスパイアされたもの。
与謝野晶子のみだれ髪に私はなぜ惹かれるのか。
それは、この作品が、ただひとり、与謝野鉄幹に向けられたメッセージだということ。
愛する人へ向けられたメッセージ。
人がもっとも感情的なとき。
生きている意味を感じられるとき。
それは、とても強いものだと思う。
7月7日 テーマ:感情を言葉で表すのではなく、身体反応から逆にサーチする。
○リズム
いつもと同じように、クリックで表拍、裏拍をあるく練習。
さらにリトミックの4拍子の指揮を加える。
○動き
感情に突き動かされる身体を探す
1.感情がわき起こった時に感じる、身体感覚。
たとえば、胃がキュウっとなる、心臓がドキドキする、総毛立つなど、
その身体感覚を思い出して、その感覚をきっかけとして即興で踊る。
2.感情的になる事柄を思い出し、その気持ちをきっかけとして、
即興で踊る。
1と2の違いを見つける。
1でやった場合、現在の気持ちは違ったとしても、
身体感覚に突き動かされる身体を再現することができる。
感情には身体感覚が必ず伴うものと考えているので、
この方法によって、感情に突き動かされる身体を再現できる。
2でやった場合、現在の気持ちをその時の気持ちにシフトすることになる。
ただ、感情は長続きしないため、それを持続させるために、
いろんな思いを継続する必要がある。それには多少波ができてしまう。
また、感情に突き動かされるというより、その気分を味わい、表現しようとする
危険性が伴う。その場合、身振り手振りでの説明的な動きが多くなる。
私たちは1のやり方でやってみたいと思っている。