152、放射能物質規制 4月からの新基準 | NPO法人生涯青春の会

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リスクと向き合う:「食」の周辺 食品セシウム、4月新基準 自治体検査機器、精度不足に苦慮
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120219ddm001040063000c.html
リスクと向き合う:「食」の周辺 食品セシウム、4月厳格化 生産者、終わらぬ試練
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120219ddm003040062000c.html
日本はセシウムなどの放射能の汚染国になってしまった。
 当然のことながら4月から食品に含まれる放射性セシウムの基準が厳しくなる。作る人、口にする人、届ける人。原発事故に翻弄(ほんろう)される苦悩は今後えんえんと続くのである。
4月からの新基準は以下である。
    現行規制値  4月からの規制値(単位ベクレル)
飲料水  200     10
乳製品  200     50

野菜類  500     100
穀類   500     100
肉・卵  500     100
乳児用品  -     50

食品に含まれる放射性物質の新基準値が4月から適用されることで、全国にある検査機器の内価額に安いシンチレーション検出器では対応できない問題点が発生している。10ベクレル以下のセシウムを検出するには価額が1000万円以上のゲルマニウム(Ge)半導体検出器が必要なのである。

 食品の放射性物質検査機器
(1)ゲルマニウム(Ge)半導体検出器
  検査機器の価額 1000万円~2000万円
2)ヨウ化ナトリウム(NaI)シンチレーション検出器
  検査機器の価額 300万円前後
 昨年12月時点で、国と都道府県が使っている
検査機器台数
「Ge」 216台
「NaI」227台。
ゲルマニウム(Ge)半導体検出器が全国で僅か216台しかないのである。
国民の安心体制には大幅な機器の増加が望まれる。