67、2011年10月3日 米の暫定基準500ベクレル・ドイツは8ベクレル | NPO法人生涯青春の会

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食品汚染 政府の暫定基準値で年に5mSv以上被曝になる。
食品汚染について考える~政府の暫定基準値で年に5mSv以上被曝/朝日新聞
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/5msv-2a99.html

国の食品汚染暫定基準は以下の被ばくシーベルトになっている。
水   200
牛乳  200
野菜類 500
穀物  500・・・主に米
肉・卵 500・・・魚他
この基準の作り方は、上記URLの通り年間で5ミリシーベルトになる割合で決められている。ドイツ放射線防護協会では、青少年は4ベクレル、成人は8ベクレルとなっている。日本でセシウム汚染10べクレル以下のコメはないだろう。500べクレルとは1キロのコメを食べるごとに、毎秒1回放射線を発するセシウム500個が体内に入ることを意味する。

このセシウムの暫定基準値が500というから恐ろしい。以下の通り500ベクレルの食品だけを食べ続ければ3年で死ぬと主張する学者もいるのである。武田教授は、「1つの食材の基準は多くても1キロ当たり20ベクレル、というスタンスです。法律で一般人の被曝量は年間1ミリシーベルトまで、と決まっています。東日本で内部被曝と外部被曝合わせて1ミリ以内にしようとするなら、1食品20ベクレルまで」と主張しています。

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【米】国の暫定規制値500ベクレルは適切か?(放射能)
http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20110924/p1

そもそも論になってしまうのですが、国の暫定規制値500ベクレルというのは果たして適切なのでしょうか?


【500ベクレルの食品だけを食べ続ければ3年で死ぬ?】

大学教授が、放射性セシウム1キロ当たり500ベクレルを食べ続ければ3年で致死量にいたる、と問題提起しているといいます。この点は、先日の記事でも触れました。

・【消費者の反応まとめ】福島の新米、500ベクレル(米と放射能)


【セシウムは青酸カリの2000倍の毒性】

中部大学の武田邦彦教授によれば、セシウム137の毒性は青酸カリの2000倍だということです。

放射性セシウム137の{成人、経口}での50%致死量は0.1ミリグラム程度です。これに対して青酸カリは{成人、経口}で50%致死量が200ミリグラム程度ですから、青酸カリの方が約2000倍ほど毒性が低いという関係にあります。

・武田邦彦 (中部大学): 一関市長さんへのご返事

もしこれが事実だとすると、問題の本質は「そもそも食品に青酸カリより強力な毒物が入っていてもいいのか」ということになるのかもしれません。


【食べていいのはせいぜい20ベクレル】

武田教授は、1つの食材の基準は多くても1キロ当たり20ベクレル、というスタンスです。法律で一般人の被曝量は年間1ミリシーベルトまで、と決まっています。東日本で内部被曝と外部被曝合わせて1ミリ以内にしようとするなら、1食品20ベクレルまで、ということになると主唱しています。

・武田邦彦 (中部大学): 「暫定基準値」以下なら安全か?


【ドイツ放射線防護協会の提言は、4~8ベクレル】

ドイツ放射線防護協会によると、さらに許容限度量は低くなります。青少年は4ベクレル、成人は8ベクレルです。

・ドイツ放射線防護協会、1kgあたり8ベクレル(Bq)以上のセシウム137を含む飲食物を摂取しないことを推奨 « Security.jp