2009年11月28日 日経
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)が27日発表した新型インフルエンザの感染状況まとめによると、22日現在の世界の死者総数は少なくとも7826人と8000人に迫った。前の週に比べ1056人の大幅な増加で、死者数の増加ペースが加速している。
死者数が最も多いのは依然として米州地域で、5360人と554人の増加。欧州も少なくとも650人と一気に約300人増えた。米州に次ぐ死者数を抱える東南アジアは28人増の738人、日本を含む西太平洋地域は31人増の644人だった。
WHOは米国でのインフルエンザ感染は全域でピークに達したもようだとする一方で、カナダでは入院患者や死者がなお増加中。欧州ではイタリアや一部北欧でのウイルスの活動が非常に活発だという。東アジアも全体として活発で、日本については大都市圏でやや衰えがみられるとした。 (22:30)