2009年11月19日 日経
「ウイルス対策」などと表記して販売されているマスク15商品の性能を国民生活センターがテストしたところ、ウイルスを防ぐ十分な効果を確認できたのは3商品にとどまったことが18日、分かった。同センターは業界団体に対し、誤解を招く表示や製品の改善を要望した。
同センターは今年8~10月、ウイルス対策をうたうマスク15商品を通信販売やコンビニなどで購入。マスクの性能を比較する基準がないため、粉じんマスクに定められた公的な認証基準を準用し、フィルターによる微粒子の捕集効率を調べた。
その結果、新型インフルエンザ患者に接する医師らに勧められる「捕集効率95%以上」だったのは3商品。4商品は50%に満たなかった。(07:00)