90、人間学とストレス | NPO法人生涯青春の会

NPO法人生涯青春の会

NPO法人生涯青春の会の会報及びイベントの紹介をいたします。
ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。

90、人間学とストレス
「人間学」を学んだ人はストレスに強いことは体験的に理解してきたが、最近は脳外科医が臨床の中で体験している。「人間学」を学んだ人は、環境を支配される割合が少ないのである。自分の置かれた環境に好ましい影響を与える生き方が必然的に出来る割合が高いのである。1997年1月8日に書いた短文エッセイを引用したい。

         ・・・・・・・・・・・・・・・

今年のイメージは「混迷」(ストレス)
                   1997年1月8日 日々の映像から
 新聞に今年のイメージは「混迷」と発表された。ここのところのマスコミの報道は総悲観論になっている。マラソン選手がこんなことを言っていた。折り返し点を通過した時「もう半分過ぎた」と思うか「まだ半分残っている」と思うかで、気分が断然違ってくる。たかが気持ちとあなどれない。
混迷が続くのは、政治と金融機関の不良であって、その他の分野は逐年明るさが見えてくるのではないだろうか。

  

 ・混迷の 丑年ここに 始まれり 八方塞がり いつまで続くか



ストレス
1月7日の日報の視点論点で、ストレスに関する解説があった。少々私の見解とは異なる。一番ストレスを感じるのは、全財産をかけて事業を経営している経営者である。サラリーマンもストレスがあるが、その深さから言ったらたかが知れている。要は環境を支配しているか、支配されているかでストレスの質が根本的に異なってくるのである。環境に働きかけることによるストレスは、心地よい疲労感なのだ。
 
  環境に 支配されゆく 受身では ストレスごまんと たまりゆくかな