古今東西の語録の中で人間学をといている言葉が多くある。2004年12月24日癒しの森で収録した語録の中から8点をご紹介したい。引用した言葉の中で一番好きなのはエレノア・ルーズベルト 夫人の「人生は成長するから面白いのです」である。幾つになっても「成長する」これは人間学の根本ではないかと思う。
ミクシイのコミュ二テイ「高齢者情報」(登録者1660人)に京都の婦人からこんな質問を受けたことがある。「京都大学の教授まで勤めた人が、どうして認知症になるのでしょう」と。私は次のような認識をしている。人は今の瞬間を基点として脳が「活性化される方向に向かうか」「退化する方向に向かうか」の2つしかないと思う。脳の状態が横ばいなどということはない。
故に京都大学の教授まで勤めた人でも「取り組むテーマ」がなければ脳は恐ろしい勢いで「退化」して行くのである。これらを思うとき人間学の基本はエレノア・ルーズベルト 夫人の指摘のように「人生は成長するから面白いのです」の言葉が光芒を放つように思う。
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古今東西語録
2004年12月24日 癒しの森から
12月17日・21日は私が愛読していた「今夜の気分は」から引用させていただき少々記述した。このサイトが12月18日をもって終了となったことは残念でならない。昨夜このサイトをじっくりと読んだ。素晴らしい引用があるのでこの部分だけをここで掲載させて頂くことにした。老兵は去ったが書き残した文字の一部は、癒しの森の中で生き続けることだろう。
引用の中で最も親しみを感じたのは、9月12日付けのエレノア・ルーズベルト ( フランクリン・ルーズベルト夫人)の「人生は生きることが大事なのです。いつも好奇心を持ち続けることです。どんな理由があっても、けして人生に背を向けてはいけません 」という語録である。
同夫人は過去100年のアメリカの女性リーダーの中で尊敬されている3人の中に入る人なのである。この人の語録で記憶に鮮明に残っているのは「人生は成長するから面白いのです」(要旨)という言葉である。
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「 哲学で唯一深刻な問題は、自殺である 」
アルベール・カミュ ( 作家 )
「 この世に存在する一切のものに、不要なものなどなにもない 」
松下 幸之助 ( 松下電器創業者)
「 あなたが倒れたことは、どうでもいいのです。
私は、あなたが立ち直ることに関心があるのです 」
エイブラハム・リンカーン ( アメリカ合衆国第16代大統領 )
「 他人がいい思いをしているだろうと、あれこれ考えるのが嫉妬です 」
エリカ・ジョング ( 詩人 )
「 だから、私の友、アメリカ国民の皆さん、祖国が自分たちに何をしてくれ
るか問うのではなく、自分たちが祖国に何ができるかを問うてください 」
ジョン・F・ケネディ ( アメリカ合衆国 第35代大統領 )
「 人間は、何事も人に教えることなどできない。
ただ、人が自分の中にある能力を発見するのを手伝うことならできる 」
ガリレオ・ガリレイ ( 天文学者、物理学者 )
「 歳をとるという、おそろしく高い代償を払って、人は円熟する 」
トム・ストッパード ( 劇作家 )
「 人生は生きることが大事なのです。いつも好奇心を持ち続けることです。
どんな理由があっても、けして人生に背を向けてはいけません 」
エレノア・ルーズベルト ( フランクリン・ルーズベルト夫人 )