2009年9月8日日経
財務省が7日発表した8月末の外貨準備高は前月末に比べ196億8300万ドル増え、1兆423億4000万ドル(約97兆円)となった。2カ月連続の増加で、過去最高額を更新した。米国の長期金利の低下を受けて、保有する米国債の時価評価額が膨らんだ。国際通貨基金(IMF)からドルやユーロなどと交換可能なSDR(特別引き出し権)が日本に配分されたことも、外貨準備の押し上げにつながった。
外貨準備は、政府が輸入代金の決済や対外債務の支払いなどに備えて蓄えている外貨建ての資産。自国通貨が下落した際には、外国為替市場で介入する原資にもなる。(11:56)
各国の外貨準備高一覧