2009年8月23日 日経
独立行政法人・理化学研究所系のベンチャー企業、ダナフォーム(横浜市)は、新型インフルエンザに感染しているかどうか1時間で確定できる遺伝子検査薬を11月にも発売する。遺伝子検査の所要時間は現在2~4時間。慢性疾患を持つ人や妊婦など重症化の恐れがある人の感染を短時間で見分けることで、人命にかかわる被害を減らす効果が期待される。
理研の遺伝子増幅技術を活用し、現在、確定診断の主流である「PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法」に比べ検査時間を大幅に短縮した。今後、本社内に製造設備を整え、年内に数十万回分を生産する計画だ。 (09:30)