8、特会剰余金が28.5兆円もある  | NPO法人生涯青春の会

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8、特会剰余金が28.5兆円もある 


 政治家・政治評論家を含めて特別会計について、国民の理解が届くような説明に出会ったことがない。更に特別会計の概要と問題点のリポートを読んだことがない。政治評論家などは、審議会の委員をしていれば、行政の根本的な批判は出来ないだろう。

ここでマクロの数字のみ引用しておきたい


歳入総額は3877395億円、

歳出総額が3591982億円

剰余金   285413億円


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特会剰余金28.5兆円 08年度、一般会計への繰り入れは2.4兆円

                 200981日  日経

 財務省は31日、国の特別会計(特会)の2008年度決算の概要を発表した。歳入から歳出を差し引いた剰余金は285413億円で、このうち一般会計に繰り入れたのは2兆4041億円どまり。各省庁が剰余金の大半を特会内で循環させ、積立金や翌年度への繰り越しに充てたためだ。特会剰余金を巡っては、財政事情が厳しい中で「埋蔵金」とみなし、一般会計に繰り入れて国の予算の財源として活用すべきだとの声も出ている。

 剰余金は07年度に比べ33.1%(約14兆円)減ったものの、なお高水準だ。全21の特会の歳入総額は3877395億円、歳出総額が3591982億円だった。剰余金が最も多い特会は国債整理基金で164674億円。次いで外国為替資金の3兆3761億円、財政投融資の2兆3770億円だった。

 28.5兆円の剰余金のうち、4兆1658億円が特会の積立金に、213764億円が09年度の特会予算への繰り入れにそれぞれ回った。特会は国民の監視が行き届きにくく、管理する省庁の裁量が広がりやすい面がある。(07:00)


特別会計の剰余金28兆円 08年度、有効活用が焦点に

                     200981日  時事通信

 財務省は31日、2008年度の特別会計の決算を発表した。歳入と歳出の差額を示す剰余金は21会計合計で28兆5413億円。前年度に比べ約14兆円減少したものの、剰余金の規模は依然大きく、有効活用が課題になりそうだ。

 剰余金のうち、当面の使い道がないものは「霞が関の埋蔵金」と呼ばれる。財務省は経済対策のため、08年度は過去の積立金も含めて約6兆円を一般会計で活用。09年度は10兆円近くを政策実行のための財源に振り向ける。

 財務省は「剰余金の大半は、国債償還や公共事業などに使われる」としている。しかし自民党内には埋蔵金活用を求める意見が根強く、民主党も特会の大胆な整理を訴えている。

 08年度の剰余金は、国債整理基金特会が16兆4674億円で最大。外国為替資金特会は3兆3761億円、財政投融資特会は2兆3770億円、年金特会は2兆2148億円だった。

 外国為替資金特会など3会計の剰余金のうち、約2兆4千億円は09年度一般会計へ繰り入れる。財投特会は過去の分も含め、積立金約7兆3千億円を取り崩して経済対策などに使う。それ以外の剰余金の多くは各特会の歳入へ繰り越される。