27、妻を讃える | NPO法人生涯青春の会

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NPO法人生涯青春の会の会報及びイベントの紹介をいたします。
ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。

 前回に引き続いて赤塚充良さんのことを書きたい。

赤塚充良さんは天皇陛下と同年である。天皇陛下は結婚50年に際してのお言葉として、陛下が「今日まで続けてきた努力を嘉(よみ)しての感謝状です」と言われた。皇后さまは「これだけでは足りないような気持ちがいたしますが、心をこめて感謝状を」と述べられた。50年を迎えられたことは、本当に素晴らしいことなのだが、庶民の生きる戦いの匂いない。

 赤塚充良さんは「不可能を可能にする人生論」のあとがきで含蓄のある素晴らしい「妻を最大級に讃える一文」を綴っておられる。

「本書にはあえて書きませんでしたが、そのすさまじい人生の容量を、常に半分抱えてくれたのが、我が妻ひさ子でした。私が失敗を重ねても、一言も口に出さない忍耐力。いざという時に私の迷いをふっ切ってくれる度胸。そんな彼女がいつも側にいてくれたからこそ、私は安心して前に進むことができました。妻への感謝の気持ちは、とても軽々しい言葉などでは書き尽くせません。だだ『これからも共に歩いてくれ』と言うのが精一杯です。」

 今まで妻を讃える文章を他に何度か読んだ記憶があるが、これほど深く感謝の心が滲んでいる感動的な文に出会ったのは初めてである。今宵は赤塚充良さんとの会話で心が豊かになった。書物を読むことは作者との会話なのである。

良き書物を読むことは、過去の最も優れた人と会話を交わすようなものである

               フランスの哲学者デカルト(15961650
                   1997228日の日々の映像から
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=19970228

 

私の妻を讃える数行を書きたい。私は国語力が妻より数段下である。19971月から社会の出来事を題材とする「日々の映像」と題する短文エッセイを書き続けて来たが、校正は妻の仕事であった。人生の仕上げの一つとして、ブログ「NPO法人生涯青春の会」で膨大な情報を発信しようとしている。多くの読者が誕生する時があると確信している。しかし、この人生の総仕上げには、妻みち子の存在が不可欠なのである。妻みち子は生死を共にする「人生の戦友」なのである。その戦友が大学病院からガンの再発を告げられた。

ガンのことはかなり学んで来たので慌てていない。NPO法人「ガン患者学研究所」発行の小冊『すべては、あなたが治るために」の中に次の目次がある。

「自然退縮を学べば、あなたは治る」多くの友人・知人のアドバイスと応援の熱気で、妻のガンは自然退縮すると確信している。

(プログテーマ9に保管)