いすみ鉄道(後) | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 前回の記事の続き。(前回の記事は↓)

http://ameblo.jp/syanaihanbai/entry-11907903396.html

 今回は折り返しの帰りの内容。

 大原発の列車が、終点の上総中野駅に到着した。


 上総中野は大きな駅だから降りる客が多いのかと思っていたら、全く違った。駅前に店はほとんどなく、閑散としていた。これはのどかで良い。私なら30分いたらのんびりしていて良いが、1時間いたら退屈しそうだ。

 駅そのものも、小湊鉄道の線路と、いすみ鉄道の線路が1線ずつあるだけ。バスの発着所はあったが。下の写真は上総中野駅の駅舎。

  

 で、結構いた乗客は、どうしたかというと、私と同様に折り返しての乗車だ。

 親子連れや女性グループも折り返し乗車して「乗ること自体を楽しむ」のだから、層の広がりを感じさせる。


 この大原行も、大多喜から急行扱いになる。急行4号だ。最初の写真のように、先頭のヘッドマークは「夷隅」となっている。

 大多喜で半分くらいの人が入れ替わった。


 この列車の1両は、「お手軽イタリアン列車」だったが、大原に到着した後には「ビール列車」になる。設置したテーブルを何度も使って、楽しんでもらおう、そして収益も上げようというわけだ。

 ビールの樽は、大多喜駅で積み込まれた。接客する係員も乗車した。臨機応変な対応ができるのが小さい会社だから、この大原行き急行4号でも生ビールの販売を始めた。車内放送があると、私は真っ先に向かう。

 車掌さんが、「飲みにくいでしょうから、ロングシートでなくて、(テーブルがある)こちらにどうぞ」と案内。テーブルつきの「食堂車」に移動した。

 かなり広くて丈夫なテーブルだ。

 生ビール500円を飲みながら、往きに国吉駅で買った「い鐡揚げ」を開封してつまみにした。これは、気分良い。車内販売マニアにとっては、たまらない。

 ただ、本来の営業予定にはないだけに、ほとんど生ビールを買っている人はいなかった。


 帰りも車掌が車内販売に来た。買ったのは、チョコクランチ540円。フタがシールにもなるオリジナルの品だ。美味しかったが、チョコの量が少ないので、540円というのは、やや高いと感じた。

 

 大原駅に着いた。降りてすぐに鉄道グッズや地元の土産を販売する売り場があるのは、経営的に上手いと思う。

今回いすみ鉄道で使った金額は、合計3700円。

 1日乗車券・・・・・1000円

 急行券・・・・・往復600円

 ジェラート・・・・・・・200円

 ミニタオル・・・・・・500円

 い鐡揚げ・・・・・・・360円

 生ビール・・・・・・・500円

 チョコクランチ・・・540円

乗りたいから乗って、買いたいから買っている訳だが、ゲームセンターで使うより気分が良いのは事実だ。