成田エクスプレス | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

 房総半島を走る「しおさい」「わかしお」「さざなみ」は、この3月で車内販売が廃止となってしまった。しかし総武線方面では、唯一「成田エクスプレス」だけは、車内販売が行われている。

 成田エクスプレスは、一部列車を除いて、東京駅から成田空港(第二ビル)まではノンストップだ。千葉駅と成田駅も通過するから、完全に空港を利用する人のための列車だ。


 「成田エクスプレス」は全車指定席で料金がやや高い。ただ、リクライニングシートで快適で、横浜、品川、東京、新宿などから乗り換えナシで行ける。

 更に、本数も座席数も多く、めったに満席にはならないというメリットもある。前日に指定券券売機で1両丸ごと空いている車両の席を確保したが、実際は10人近く乗っていたこともある。外国からの航空機は2時間遅れるのも珍しくないから、満席になりにくいのは助かると思う。

 

 成田エクスプレスは、横浜や新宿から来た列車が、東京駅で併結される。この併結の場面は、一般客も興味を持つ人が多い。

 車内販売は、東京駅からワゴンが乗り込む。東京から成田空港間だけの営業となる。私か知る限りは、併結した成田エクスプレスは、新宿方面発着に1人、横浜方面発着に1人が別々に乗り込むようだ。


 この半年、成田エクスプレスに3回乗車したが、約1時間の乗車時間でワゴンを2往復させるのが基本だ。成田空港発なら、成田から佐倉あたりで1往復、津田沼あたりで1往復というイメージだ。



 ワゴンには、新幹線ほどではないものの、品数は多い。

 上の写真は、昨年理由した時の様子。この時は、最終東京行きに乗ったが、非常に親切に対応してくれた。車内販売のマニアだと説明したら、面白そうに反応してくれた。

 この時は、自由帳とコーヒーを買う。ホットコーヒーを注いで渡す時の手際の良さは、見事だった。「しおさい」などの車内販売がなくなっても、凄腕の人の活躍の場が、ここにあると感じた。

 今年、成田の近くに出かける用事があった。そこで強引に成田エクスプレスを利用した。佐倉か成田あたりに停まってくれれば助かったのだが、通過するので快速で戻る。用事を済ませた後の帰りも、快速で成田空港に戻ってから成田エクスプレスに乗った。

 往きは、東京発成田空港行に乗った。私が乗ったのは、グリーン車の隣の車両。ワゴンは、先頭のグリーン車からやってきた。買ったものは6色ボールペン520円だ。成田エクスプレスのグッズは、この他に「N’EXチョロQ」1030円が販売されている。

 ちなみに、飲み物食べ物は、他の特急とほぼ同じものが販売されている。


 帰りは、食べ物を買おうとした。JR東日本の新幹線や在来線特急ではあるハズの「ホットコーヒーとスイーツセット」400円が、なぜか成田エクスプレスにはない。そこで止むをえずビール300円とカツサンド620円を買う。カツサンドは高かったが、仕方ない。警備厳重な成田空港駅で最終21:44発の直前に、腹の足しになるものを買うのは困難だ。

 来日した外国人にとって、最初と最後の印象を作るのが、空港アクセスの交通機関だ。たった3回しか利用していないが、3人とも笑顔で立派に仕事をしていたと思う。

 私は成田空港から飛行機に乗ったことはない。(関西国際空港は何度かあるが)  もし成田空港から旅立つときは、速くて安いけど車内販売ナシの京成スカイライナーより、成田エクスプレスの方が魅力的だなと思う。 



成田エクスプレスの車内販売は、2015年3月のダイヤ改正で終了しました。